特許
J-GLOBAL ID:200903079517379442

半固体金属の射出鋳造のための方法と装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-502414
公開番号(公開出願番号):特表平9-508859
出願日: 1995年06月13日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】半固体材料(SSM)の射出鋳造の新しい方法と装置。この処理法(レオモールディングと呼ぶ)では、特殊な垂直射出鋳造機械のバーレル中で過熱液体金属が冷却されて半固体状態になり、スクリューとバーレルによって発生する剪断力により固相の成長中の樹枝状晶が破壊され、小さな殆ど球状の粒子になる。過熱液体金属と比較して、SSMはより低い温度、より小さい収縮性及びより安定な流れパターンを有する。それで、レオモールディング法は、ネットシェイプ金属部品ないしは金属マトリックス複合材料部品を低コストで連続的に製造することができる。
請求項(抜粋):
半固体形態の金属を鋳造するための、以下を含む射出鋳造機械。 a) 液相線温度を超える温度に金属を保持する手段と、下端部に液体金属用の流体出口と、を有する液体金属用のホッパー、 b) 以下のものを含む垂直な剪断/冷却部、 i)下端部と上端部とを有する固体管状バーレル、その中心の軸状間隙、及びホッパーの流体出口に連結された液体金属の入口のための上端部近くの流体入口、 ii)バーレルの軸状間隙内に配置したスクリューであって、上端部から伸びた軸を有し、かつバーレルの長さよりも短い長さを有し、軸状間隙の壁面とスクリューの段部との間に僅かのギャップをもって軸状間隙内に適合し、及び、回転運動が可能で、且つスクリュー下端がバーレルの下端部の近くにある第1の位置からスクリュー上端がバーレルの上端部の近くにある第2の位置までの軸方向運動の可能な、当該スクリュー、 iii)鋳型に対合するノズルであって、軸状間隙の下端部にシール可能に位置して、軸状間隙から鋳型に対合するノズル下端部への流体通路を有する当該ノズル、 iv)軸状間隙の上端部上でスクリュー軸回りに配置して、スクリュー軸の回転と上下動とを可能にする間に液体金属の流れを妨げるためのシール手段、 v)バーレルを金属の液相線温度より低い温度に保持するための温度制御手段、 c)スクリュー軸に連結されて、スクリューを回転させるための手段、 d)スクリュー軸に連結されて、スクリューを第1の位置から第2の位置へ長手方向に移動させるための手段、 該機械は、液体金属が、スクリューが第1の低い位置にあるときに剪断/冷却部に供給され、温度制御手段の制御下で液相線温度より低く冷却されて半固体材料を形成する回転するスクリューにより剪断され、回転するスクリューが第2の上方の位置に移動して、次いで、スクリューが急速に第1の低い位置に移動して半固体材料をノズルを通して鋳型中に噴射させるように、作動すること。
IPC (2件):
B22D 17/20 ,  B22D 17/30
FI (2件):
B22D 17/20 G ,  B22D 17/30 Z

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