特許
J-GLOBAL ID:200903079672557020

回転陽極型X線管

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 則近 憲佑
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-069489
公開番号(公開出願番号):特開平6-196112
出願日: 1993年03月29日
公開日(公表日): 1994年07月15日
要約:
【要約】【目的】 この発明は、動圧すべり軸受の構成部材を鉄合金のような廉価で且つ加工性にすぐれた材料を使用しながら、液体金属潤滑剤で侵食されず、長期にわたって安定した回転特性を維持できる回転陽極型X線管を提供することを目的とする。【構成】 この発明は、陽極ターゲット11が固定された回転体12と、これに嵌合する固定体15と、この嵌合部に設けられたらせん溝すべり軸受と、この軸受に供給された液体金属潤滑剤とを具備し、回転体12は陽極ターゲットが結合された第1回転部材22と軸受が設けられた第2回転部材23とが同軸的に嵌合され、且つこれら回転部材は陽極ターゲットから回転軸方向にみて熱伝導経路的に遠い位置で結合され、それ以外の嵌合部に断熱領域26が設けられてなり、第1回転部材は0°C〜500°Cの温度範囲における熱伝導率が0.1(cal/cm・sec・°C)未満の材料で構成された回転陽極型X線管である。
請求項(抜粋):
一部に陽極ターゲットが固定された回転体と、この回転体と嵌合し該回転体を回転可能に保持する固定体と、前記回転体および固定体の嵌合部に設けられたらせん溝を有するすべり軸受と、前記すべり軸受のらせん溝及び軸受間隙に供給された液体金属潤滑剤とを具備する回転陽極型X線管において、上記回転体は、上記陽極ターゲットが機械的に結合された第1の回転部材と上記軸受が設けられた第2の回転部材とが同軸的に嵌合され、且つこれら第1回転部材及び第2回転部材は上記陽極ターゲットから回転軸に沿う方向にみて熱伝導経路的に遠い位置で結合されるとともに該結合部以外の嵌合部に断熱領域が設けられてなり、上記第1回転部材は0°C〜500°Cの温度範囲における熱伝導率が0.1(cal/cm・sec・°C)未満の材料で構成されてなることを特徴とする回転陽極型X線管。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平2-227947
  • 特開平2-227947
  • 特開平2-094342
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