特許
J-GLOBAL ID:200903079681650688

スクロール圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-086864
公開番号(公開出願番号):特開平10-281083
出願日: 1997年04月04日
公開日(公表日): 1998年10月20日
要約:
【要約】【課題】 揺動スクロールに作用する遠心力の一部または全部を相殺するようなバランスウェイト付スライダーを搭載したスクロール圧縮機では、バランスウェイト付スライダーに作用する遠心力の作用点とその遠心力を半径方向に支持する支持点が軸方向にずれていることにより、バランスウェイト付スライダーを転倒させるモーメントが作用し、揺動軸受に対してスライダー部外周面が片当たりを起こす。【解決手段】 バランスウェイト付スライダーの重心の軸方向位置を、揺動軸受とスライダー部外周面の軸方向の回転摺動範囲の中央位置にほぼ一致させた。
請求項(抜粋):
台板上に渦巻体を突設させた固定スクロールと、該固定スクロール渦巻体と位相を180度ずらして偏心させて組み合わせることにより圧縮室を形成する渦巻体を台板上に突設させ、かつ台板の反渦巻体側に揺動軸受を有する揺動スクロールと、一端に偏心軸部を有する回転軸と、スライド溝を有するスライダー部とバランスウェイト部が一体的に形成されたバランスウェイト付スライダーとを有し、該バランスウェイト付スライダーは前記スライド溝が前記偏心軸部に嵌装され、前記スライダー部の外周面が前記揺動軸受と回転可能に嵌合されており、偏心軸部に対して回転軸の軸線と直角な面内にスライド溝に沿ったスライド移動が可能であって、このスライド移動により前記揺動スクロールの公転半径を可変としたスクロール圧縮機において、前記バランスウェイト付スライダーの重心の軸方向位置を、前記揺動軸受と前記スライダー部外周面の軸方向の回転摺動範囲の中央位置にほぼ一致させたことを特徴とするスクロール圧縮機。

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