特許
J-GLOBAL ID:200903079734160793

ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-272299
公開番号(公開出願番号):特開平7-127500
出願日: 1993年10月29日
公開日(公表日): 1995年05月16日
要約:
【要約】【目的】 始動時やセンサ故障時に回転信号が入力できないときにも燃料噴射を可能ならしめ、かつ、噴射量過多による黒煙発生をも抑制する。【構成】 ディーゼルエンジンの分配型燃料噴射ポンプにおいて、ポンプ室18からハウジングへ連通する溢流通路24の途中から第2の溢流通路44を分岐させ、この第2の溢流通路44に定圧弁46,電磁弁48を直列に配設する。エンジン回転信号が制御回路30に入力されないとき、電磁弁26を閉弁に維持し、水温低温状態を除き、第2の溢流通路44の電磁弁48を開弁する。定圧弁46の設定圧は、デリバリバルブ22の開弁圧より高く、全量噴射時の最大圧力以下の所定値に設定されている。従って、全量噴射をすることなく、かつ、必要な燃料を噴射することができ、始動性の確保と黒煙低減とを両立できる。
請求項(抜粋):
エンジンの回転に伴って往復動されるプランジャと、該プランジャを嵌合し、ポンプハウジングに連通する燃料吸入通路及び燃料溢流通路と、デリバリバルブに連通する燃料圧送通路とを備えたポンプ室と、前記燃料溢流通路の途中に設けられ、該通路を開閉する溢流弁と、エンジンの回転信号を出力する回転信号出力手段と、該回転信号出力手段からエンジンの回転信号を入力し、該回転信号に応じて前記溢流弁を開閉制御することで燃料噴射量を制御する噴射量制御手段と、前記回転信号が入力できないときに、前記溢流弁を閉弁状態に維持する溢流弁閉弁維持手段とを備えたディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置において、前記プランジャがポンプ室へ進入動作をする際のポンプ室の燃料圧力の上昇を抑制する昇圧抑制手段と、少なくとも、前記溢流弁閉弁維持手段によって溢流弁が閉弁維持されるとき、前記昇圧抑制手段を作動させて燃料噴射量を低減する噴射量低減手段とを備えたことを特徴とするディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。
IPC (6件):
F02D 41/06 380 ,  F02D 1/02 ,  F02D 1/02 311 ,  F02D 41/22 380 ,  F02D 45/00 345 ,  F02M 41/12 350

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