特許
J-GLOBAL ID:200903079738435703

ディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-040300
公開番号(公開出願番号):特開平8-232740
出願日: 1995年02月28日
公開日(公表日): 1996年09月10日
要約:
【要約】【目的】 コモンレール内の高圧燃料をディーゼル機関各気筒に順次噴射供給する装置において、機関の急減速後に生じる加速ショックを確実に防止する。【構成】 蓄圧式燃料噴射装置では、機関の急減速時には燃料噴射が実行されず、コモンレール圧が低下しないため、加速運転移行時に機関に大量の燃料が供給されて加速ショックが生じる。そこで、機関が加速状態に入り(S320:YES)、低速回転状態でなく(S360:NO) 、しかも実コモンレール圧PAが目標コモンレール圧PAより所定値K以上大きい場合(S450:YES)には、その偏差△Pが大きいほど燃料噴射を実行しない確率が高くなるように減筒パターンMを設定し(S490)、燃料噴射の度に減筒パターンMに従い減筒フラグGをセット・リセットして(S420)、G=1のときにインジェクタからの燃料噴射を禁止させる、減筒制御を実行する。この結果、機関の出力トルクが抑制されて、加速ショックは発生しない。
請求項(抜粋):
燃料の吐出量を制御可能な燃料供給ポンプと、該燃料供給ポンプから吐出された燃料を高圧状態で蓄える蓄圧室と、該蓄圧室に蓄えられた高圧燃料をディーゼル機関の各気筒に噴射供給する燃料噴射弁と、少なくともディーゼル機関の回転速度及び負荷を検出する運転状態検出手段と、上記蓄圧室内の実燃料圧力を検出する圧力検出手段と、上記運転状態検出手段により検出されたディーゼル機関の運転状態に基づき、上記燃料噴射弁からの燃料噴射量及び燃料噴射時期と上記蓄圧室内の目標燃料圧力とを算出する制御目標算出手段と、該算出された目標燃料圧力と上記実燃料圧力とに基づき、該実燃料圧力が目標燃料圧力となるように上記燃料供給ポンプから燃料を吐出させるための制御量を算出するポンプ制御量算出手段と、を備え、上記燃料噴射弁を上記制御目標算出手段にて算出された燃料噴射量及び燃料噴射時期に応じて駆動制御すると共に、上記燃料供給ポンプを上記ポンプ制御量算出手段にて算出された制御量に応じて駆動制御するディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置において、上記ディーゼル機関の加速時に、上記実燃料圧力が目標燃料圧力より所定値以上高いか否かを判定し、実燃料圧力が目標燃料圧力より所定値以上高い場合には、上記各気筒に設けられた全燃料噴射弁のうちの任意の燃料噴射弁からの燃料噴射を禁止する減筒制御手段を設けたことを特徴とするディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置。
IPC (7件):
F02D 41/22 380 ,  F02D 17/02 ,  F02D 41/02 380 ,  F02D 41/10 380 ,  F02M 47/00 ,  F02M 55/02 350 ,  F02M 63/00
FI (9件):
F02D 41/22 380 Z ,  F02D 17/02 B ,  F02D 17/02 V ,  F02D 17/02 R ,  F02D 41/02 380 C ,  F02D 41/10 380 A ,  F02M 47/00 E ,  F02M 55/02 350 E ,  F02M 63/00 F
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 特開平2-191865
  • 特開昭58-124028
  • 特開昭60-122233
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審査官引用 (2件)
  • 特開平2-191865
  • 特開昭58-124028

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