特許
J-GLOBAL ID:200903079747965600

衛星通信システムの地球局AFC装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 章夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-333186
公開番号(公開出願番号):特開平10-173583
出願日: 1996年12月13日
公開日(公表日): 1998年06月26日
要約:
【要約】【課題】 周回衛星を利用する衛星通信システムでは、衛星の移動に伴ってドップラーシフト周波数が変動されるため、地球局のAFC装置において衛星からのパイロット信号を捕捉するための時間が長くなり、衛星回線の利用時間効率が低下される。【解決手段】 地球局のパイロット信号を捕捉してミキサに局部発振信号を出力するためのAFC回路3の出力周波数を制御するための制御部4を設ける。この制御部4では、周回衛星の軌道情報OEがインターフェース6に入力されると、計算器5はこの軌道情報OEに基づいて必要なデータをメモリ7から読み出してドップラーシフト周波数を計算し、AFC回路3の出力周波数を制御する。周回衛星の移動に伴う周回衛星と地球局との距離を迅速に把握してドップラーシフト周波数を得ることができ、このドップラーシフト周波数に基づいてAFC回路3でのサーチ範囲を設定することで、AFC回路3におけるパイロット信号の捕捉を迅速に行うことができる。
請求項(抜粋):
周回衛星からのパイロット信号及び通信信号を受信し、前記パイロット信号に基づいて周波数制御を行う衛星通信システムの地球局のAFC装置において、前記受信した信号を周波数変換するミキサと、捕捉したパイロット信号に基づいて前記ミキサの局部発振信号を出力するAFC回路と、このAFC回路の出力周波数を制御する制御手段とを備え、この制御手段は前記周回衛星の軌道情報に基づいて前記周回衛星と自局との間に生じるドップラーシフト周波数を計算し、このドップラーシフト周波数に基づいて前記AFC回路の出力周波数制御を行うことを特徴とする地球局AFC装置。

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