特許
J-GLOBAL ID:200903079764264720

自動変速機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川合 誠 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-290571
公開番号(公開出願番号):特開平8-128527
出願日: 1994年10月31日
公開日(公表日): 1996年05月21日
要約:
【要約】【目的】第1クラッチの解放状態から完全係合状態に移る場合に係合ショック及びエンジン吹きが発生することがないようにする。【構成】クラッチの解放状態が形成されている間、入力回転数と出力回転数との差回転が変化していない場合には、油圧サーボC-1に供給される油圧を高くしてクラッチを係合状態側にし、差回転が変化した場合には、前記油圧サーボC-1に供給される油圧を低くしてクラッチを解放状態側にする。運転者が発進操作を行って、車両の停止状態から発進状態への移行が検出されると、ベース圧に設定された棚圧が加えられて油圧サーボC-1に供給される油圧が高くされ、クラッチは半係合状態にされる。そして、前記油圧サーボC-1に供給される油圧が増圧手段955によって高くされた後に減圧手段956によって低くされたときに、低くされる前の油圧をベース圧とする。
請求項(抜粋):
エンジンの回転を変速装置に伝達する流体伝動装置と、前進走行レンジが選択されたときに係合させられるクラッチと、油圧が供給されて該クラッチを係合させる油圧サーボと、前記流体伝動装置の入力回転数を検出する入力回転数センサと、前記流体伝動装置の出力回転数を検出する出力回転数センサと、車両の停止状態を検出する停止状態検出手段と、車両の停止状態から発進状態への移行を検出する発進状態検出手段と、前記油圧サーボに供給される油圧を制御する制御装置とを有し、車両が停止状態にあるときに前記油圧サーボの油圧を低くし、クラッチが解放されたニュートラル制御状態を形成する自動変速機の制御装置において、車両の停止状態が検出されたときに前記油圧サーボに供給される油圧を低くして前記クラッチの解放状態を形成する解放状態形成手段と、車両の停止状態から発進状態への移行が検出されたときに前記油圧サーボに供給される油圧を高くして前記クラッチの完全係合状態を形成する完全係合状態形成手段とを備え、前記解放状態形成手段は、前記入力回転数と出力回転数との差回転を計算する差回転計算手段と、前記差回転が変化したかどうかを判断する差回転変化判断手段と、前記差回転が変化していないと判断された場合に前記油圧サーボに供給される油圧を高くする増圧手段と、前記差回転が変化したと判断された場合に前記油圧サーボに供給される油圧を低くする減圧手段と、前記油圧サーボに供給される油圧が前記増圧手段によって高くされた後に前記減圧手段によって低くされたときに、低くされる前の油圧をベース圧として記憶装置に格納するベース圧記憶手段とを備え、前記完全係合状態形成手段は、車両の停止状態から発進状態への移行が検出されてからクラッチが半係合状態になるまで、前記ベース圧に設定された棚圧を加えて前記油圧サーボに供給される油圧を高くする第1のクラッチ圧増加手段と、前記クラッチが半係合状態になってから完全係合状態になるまで、前記油圧サーボに供給される油圧を更に高くする第2のクラッチ圧増加手段とを備えることを特徴とする自動変速機の制御装置。
IPC (6件):
F16H 61/20 ,  F16D 48/06 ,  F16H 59:38 ,  F16H 59:44 ,  F16H 59:46 ,  F16H 59:72

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