特許
J-GLOBAL ID:200903079764718187

環境配慮型消煙機能付灰皿

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-234976
公開番号(公開出願番号):特開2002-010772
出願日: 2000年06月29日
公開日(公表日): 2002年01月15日
要約:
【要約】[課題] 灰皿内部からの未消火の吸い殼による周囲への不快な煙りや臭いの発生を防ぐため、従来は水をかけて消火したり、事前に灰皿の中に水を溜めていたことから、その廃水が及ぼす環境への問題を解決し、吸い殼処理の取扱いを容易にする。[解決手段] 床設置自立形の灰皿の中に、2台のスチールベルトコンベヤを上下に取り付け、下側ベルトコンベヤの駆動プーリで上側ベルトコンベヤも駆動するようにする。これから、上下のスチールベルトの間で吸い殼を連続して圧縮し、さらに上下のわずかなベルト速度差から生じる剪断力によりすり潰すことで、時々混入する未消火の吸い殼の消火を行う。これにより、水を使わないことで吸い殻処理の取扱いが容易になるとともに、廃水の処理が不要となり、環境に配慮したものとなる。
請求項(抜粋):
床設置自立形の灰皿の中に、不燃性・耐熱性であるスチールベルトを使用したベルトコンベヤを上下に設置し、上下のスチールベルト間で吸い殼を挟み込み、押し潰すことにより、時々混入する未消火の吸い殻を消すものである。下側ベルトコンベヤの駆動プーリは、上側ベルトコンベヤのリターン側ベルトに押し当てることにより、その摩擦力を利用して下側から上側のコンベヤに動力を伝達するものであり、上側ベルトコンベヤの駆動プーリも兼ねている。上側ベルトコンベヤのベルト速度は、動力伝達部であるベルト接触面のスリップにより、わずかに下側ベルト速度よりも遅くなる。このわずかの上下のベルト速度差から生ずる剪断力で吸い殻をすり潰すことで、さらに消火能力を高める。この装置は、しばしば灰皿内部から発生する周囲への不快な煙りや臭いを防止するとともに、従来のような水をかけて消火したり、事前に灰皿の中に水を溜めておくなどの水が不要となるため、吸い殻処理の取扱いが容易になり、また、これまでの廃水処理の問題がなくなるため、環境へ配慮したものとなる。

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