特許
J-GLOBAL ID:200903079788778539
可変結像スポットサイズを提供するX線管
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
鈴江 武彦 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-578836
公開番号(公開出願番号):特表2002-528878
出願日: 1999年10月27日
公開日(公表日): 2002年09月03日
要約:
【要約】【課題】 可変結像スポットサイズを提供するX線管【解決手段】 可変スポットサイズX線管は、アノードに対する対称の管軸に沿って実質的に移動する電子ビームを提供する電子放出表面を有するカソードを備える。カソードから離間されたアノードは、ターゲットを含み、このターゲットの前面は、軸対称に関して斜角に配置される。アノードの電位は、カソードのそれに相対して一般的に正である。カソードは、電子が熱電子放出プロセスによって放出される温度まで加熱される。カソードからの電流は、カソードが温度制限領域内で動作される場合、カソード温度を変化させることによって制御され得る。入射電子ビームは、ターゲット表面(38)上にスポットを形成すると共に、このターゲット上への電子ビームの衝突に応答してX線が生成される。X線は、ターゲットスポットから外側に真空ウインドウ(42)を介して伝播してX線管の外側にビーム状のX線放射を形成する。開口グリッド(18)は、カソードとアノードとの間に配置され、電子ビームが通過可能な中心開口を有する。更に、開口グリッドは、正、負、又はカソードの電位に等しい可変電圧が印加される。制御グリッド上の電圧は、ターゲットに衝突する電子ビームの直径を制御するために使用される。特に、電子ビームの直径は、可変開口グリッド電圧に対応して変化し、かつ電子ビームの直径の選択的変化によって、X線結像スポットのサイズが対応して変化する。
請求項(抜粋):
電子ビームを提供する電子放射表面を有し、その電子ビームが前記放射表面の対称軸にほぼ沿って伝播するカソードと; 前記カソードから離間され、前記対称軸に対して斜角で配置されたターゲット表面を有し、その上に前記電子ビームが衝突するとそれに応答して前記ターゲット表面がX線を提供し、前記X線は前記X線管の外側に向けられてX線結像スポットを提供するアノードと; 前記カソードと前記アノードの間に配置された少なくとも一つの開口グリッドであって、前記開口グリッドはその中を前記電子ビームが通ることができる中心開口を有し、前記開口グリッドはさらに前記カソードに対する可変電圧を有し、前記電子ビームの直径は前記可変電圧に応答して変わる開口グリッドとを備え; それによって前記電子ビームの直径の選択的変化が前記X線結像スポットサイズの対応する変化を引き起こすことを特徴とするX線管。
IPC (3件):
H01J 35/04
, G21K 5/02
, H01J 35/14
FI (3件):
H01J 35/04
, G21K 5/02 X
, H01J 35/14
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