特許
J-GLOBAL ID:200903079821263116

組換えBDNFの再生方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-227247
公開番号(公開出願番号):特開平11-056386
出願日: 1997年08月08日
公開日(公表日): 1999年03月02日
要約:
【要約】【課題】 活性型リコンビナントBDNFの効率の良い調製(再生・精製)方法を提供する。【解決手段】 変性蛋白として発現され、多くの場合には不活性で不溶性の封入体(インクルージョンボディ)として発現されたリコンビナントBDNF(脳由来神経栄養因子)を、変性剤および還元剤存在下で可溶化・還元後、トリメチルアンモニウムアルキルアルカンチオスルホネートで処理することにより、塩基性の強い中間体、トリメチルアンモニウムアルキルBDNFを調製することが可能になる。トリメチルアンモニウムアルキルBDNFは溶解性が高く、尿素のような弱い変性剤だけでインクルージョンボディからの効率的な可溶化が可能になり、陽イオン交換樹脂での精製も可能にする有効な方法である。
請求項(抜粋):
組換えにより宿主細胞内で発現させた不溶性の脳由来神経栄養因子(変性rBDNF)を変性剤および還元剤を用いて可溶化および還元後、酸化還元試薬を用いて活性型に再生して、生物学的に活性のあるBDNFを製造する方法において、下記の工程(A)および(B)を含むことを特徴とする変性rBDNFの再生方法:(A)変性rBDNFを変性剤およびSH試薬で可溶化および還元して、遊離のSH基を形成させる工程、(B)一般式(1)で示されるトリメチルアンモニウムアルキルアルカンチオスルホネートを可溶化された変性rBDNFに添加して、遊離のSH基が修飾された中間体(トリメチルアンモニウムアルキルBDNF)を得る工程【化1】(式中R1は低級アルキル基またはフェニル基、nは1から6の整数を表す)。
IPC (6件):
C12P 21/00 ,  C07K 1/18 ,  C07K 1/34 ,  C07K 14/48 ,  A61K 38/00 AAA ,  C12N 15/09
FI (6件):
C12P 21/00 C ,  C07K 1/18 ,  C07K 1/34 ,  C07K 14/48 ,  A61K 37/02 AAA ,  C12N 15/00 A

前のページに戻る