特許
J-GLOBAL ID:200903079834077362

非開削で堤体を貫通する管路を敷設する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青野 順三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-311326
公開番号(公開出願番号):特開平11-131445
出願日: 1997年10月27日
公開日(公表日): 1999年05月18日
要約:
【要約】【課題】 堤体を貫通する管路を無開削で敷設する時の安全確実な止水機構【解決手段】 堤体1の天端11から垂直に噴射ノズル21を捩じ込み、先端から硬化促進剤を配合したセメントスラリーSを噴射して置換して縦向き円柱体を形成する手順を繰り返し、所望の高さと幅を具えた遮水壁本体3を造成し、竪坑4から管径よりやや大径の掘削マシン7を先頭に取り付けた推進管5を水平に堤体内へ押込んでは継ぎ足し押込む。遮水壁本体と交差する予定の推進管5Xに達する該当管に2本の弾性中空リング61を膨張自在に嵌合し、かつこのリング間にグラウト注入口62を開口した遮水推進管6を接続した後、推進を続けて堤体1を貫通する管路を形成し、所定の位置で弾性中空リングの中空部に流体性の媒体を圧入し外周側へ膨張させて遮水壁本体の貫通孔31と遮水推進管との間隙Cを両端近くで閉塞し、該間隙へグラウト材を圧入充填して無開削で安全確実に止水を行なった管路を敷設する方法。
請求項(抜粋):
河川、溜池などの堤体を貫通する管路を敷設する方法において、堤体1の天端11から堤体1を貫通する予定の管路を横断する方向へ垂直に高圧噴射装置2を作動して掘進し、その先端に具えた噴射ノズル21から硬化促進剤を配合したセメントスラリーSを噴射して地盤を切削し混合攪拌しつつセメントスラリーに置換して縦向き円柱体を形成し、さらに噴射ノズル21を管軸と直交する方向へ移動しては噴射を繰り返して固結し、所望の高さと幅を具えた予定管路を遮断する連続した円柱群を繋いで形成する遮水壁本体3を造成した後、堤体1の少なくとも一方に掘削した竪坑4から管径よりやや大径の掘削マシン7を先頭に取り付けた推進管5Aを水平に堤体内へ押込み、続いてつぎの推進管5B......を継ぎ足しては押込む手順を繰り返し、該竪坑4内における継ぎ足しが前記遮水壁本体3と交差する予定の推進管5Xに達すると、外周面上へ遮水壁本体3の壁厚Tに近い距離tを隔てて2本の弾性中空リング61を膨張自在に嵌合し、かつ、該弾性中空リング61間にグラウト注入口62を開口した遮水推進管6を接続し、さらに続けて通常の推進管5Yを継ぎ足して推進を続け、掘削マシン7が衝き当った遮水壁本体3には管径よりやや大径の貫通孔31を穿って通り抜けて前進し、堤体1を貫通する管路を形成した後、前記弾性中空リング61を外周側へ膨張させて貫通孔31と遮水推進管6の外面63とで形成する環状の間隙Cの両端近くを閉塞して密閉空間とし、該空間内へグラウト注入口62からグラウト材を圧入して間隙Cを全周に亘って充填することを特徴とする非開削で堤体を貫通する管路を敷設する方法。
IPC (2件):
E02B 3/10 ,  E21D 9/06 311
FI (2件):
E02B 3/10 ,  E21D 9/06 311 Z

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