特許
J-GLOBAL ID:200903079850457604

クラッチの締結制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-159153
公開番号(公開出願番号):特開平7-042828
出願日: 1993年06月29日
公開日(公表日): 1995年02月10日
要約:
【要約】【目的】 クラッチの締結制御に際して不可欠な制御不感帯域と制御可能域の判別を、過渡運転中を含むあらゆる条件下で正確に行い得るようにする。【構成】 クラッチ系を2種のモデルでモデル化し、最小自乗法パラメータ同定ロジックを用い、一方のモデルにより、制御の影響f3 (D)を考慮したスリップ量推定値N1をN1=f1 (ロックアップクラッチのスリップ量真値N)+f2 (エンジンスロットル開度TVO)+f3 (制御指令値D)により求め、他方のモデルにより、制御の影響f3 (D)を考慮しないスリップ量推定値N2を求める。スリップ量真値Nと推定値N2との差|N-N2|が設定値未満の時、制御不感帯域と判別してトルクコンバータのスリップをフィードフォワード制御し、設定値以上の時、制御可能域と判別してフィードバック制御に移行する。
請求項(抜粋):
クラッチの締結度合が制御指令値に関係なく変化する制御不感帯域で、該クラッチの締結度合をフィードフォワード制御し、制御不感帯域以外の制御可能域で、該クラッチの締結度合を、クラッチの入出力回転差により表されるスリップ量に応じてフィードバック制御するようにしたクラッチの締結制御装置において、前記スリップ量を推定するために予め設定したクラッチ系推定システムを用いて、前記クラッチへのトルク入力、前記スリップ量および前記制御指令値から、前記スリップ量に対する前記制御指令値の貢献度を推定する制御指令値貢献度推定手段と、該手段により推定した貢献度が設定以上になった時に、制御不感帯域から制御可能域へ移行したとして、前記フィードフォワード制御から前記フィードバック制御に切り換える領域判定手段とを設けたことを特徴とするクラッチの締結制御装置。
IPC (2件):
F16H 61/14 ,  F16D 48/06
引用特許:
審査官引用 (1件)

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