特許
J-GLOBAL ID:200903079886404426

金属含有水の処理及び該水からの金属の回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-519136
公開番号(公開出願番号):特表平9-512780
出願日: 1995年01月12日
公開日(公表日): 1997年12月22日
要約:
【要約】種々の廃水中に含まれる金属が金属沈澱として及び/またはスピネルフェライトとして選択的に回収され、そして環境中への放出のために適当な水が得られる。高品位磁性スピネルフェライトがアルミニウムを含有する廃水から回収され、ヒ素は、もし廃水中に存在するならば、廃水から除去される。廃水の処理のために三つのプロセス段階がある。第1のプロセス段階では、これは随意であるが、少なくとも1種の非第1鉄または非第2鉄金属が、廃水を酸化剤に付して水の酸化-還元電位を増加させ、廃水のpHをその金属が水から沈澱するpHに調節し、そしてその金属を沈澱させるようにできる有機または無機硫黄化合物をその金属を沈澱させるのに充分な量で水に添加することにより、廃水から沈澱される。アルミニウムが廃水中に存在するときには、還元剤を添加して水の酸化-還元電位をを低くしそして水のpHを約5に調節することにより、アルミニウムは水から回収される。水性溶液中で沈澱するアルミニウムは水から除去される。第3の沈澱段階において、水に還元剤を添加し、その水に可溶性第1鉄塩を添加し、pHを約9〜12に調節し、そして水を酸化剤、例えば空気で酸化してスピネルフェライトを形成させることにより、鉄は周囲温度プロセスでスピネルフェライトとして回収される。アルミニウム及び/またはヒ素が廃水中に存在し、本方法によって廃水から除去されると、高品位磁性スピネルフェライトが回収される。
請求項(抜粋):
汚染水の処理及びそれからのスピネルフェライトの回収方法であって: (i) 汚染水、または汚染水から誘導された水性上澄液に対して少なくとも1種の還元剤を添加してその水または水性上澄液の酸化-還元電位を、汚染水または水性上澄液中の鉄(もし存在するならば)を第1鉄の形に転化するのに充分に低い正または負の電位にまで調節し; (ii) 低い正または負の電位を有するその水または水性上澄液に対して化学量論量の水溶性第1鉄塩を添加して、第1鉄イオン含有水に溶解された金属から金属フェライトを生成させるのに充分な量の第1鉄イオンを有する第1鉄イオン含有水を与え; (iii) その第1鉄イオン含有水のpHを約9ないし約12まで調節するのに充分な量の水性塩基をその第1鉄イオン含有水に添加し; (iv) その約9ないし約12のpHを有する第1鉄イオン含有水を、スピネルフェライト沈澱を生成するのに充分な時間にわたり酸化剤に付し;そして (v) 水からスピネルフェライトを除いて実質的に金属を含まない水を生じさせる;ことからなる上記方法。
IPC (3件):
C01G 49/00 ,  C02F 1/58 ,  C02F 1/62
FI (4件):
C01G 49/00 K ,  C02F 1/58 K ,  C02F 1/62 A ,  C02F 1/62 Z
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭60-019092
  • 特開平1-153532

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