特許

J-GLOBAL ID：200903079887481220

フイルムスキャナの露出制御装置及び方法

発明者： 兵藤 学
出願人/特許権者： 富士写真フイルム株式会社
代理人 (1件)： 松浦 憲三
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-295482
公開番号（公開出願番号）：特開平9-139883
出願日： 1995年11月14日
公開日（公表日）： 1997年05月27日
要約：

【要約】【課題】ラインセンサの電荷蓄積時間及びアナログアンプのゲインを制御してフイルム画像をスキャンする際に、前記アナログアンプのゲインを変化させても良好なOB補正を行い、入出力特性におけるリニアリティの維持を可能にする。【解決手段】現像済みスチル写真フイルムを一定の速度で搬送するとともに該フイルムの画像を蓄積時間の制御が可能なラインセンサによって読み取り、該ラインセンサの出力電圧をゲインの切り替え制御可能なアナログアンプで増幅したのちA/Dコンバータに出力するフイルムスキャナの露出制御装置及び方法。前記アナログアンプの後段において前記ラインセンサの暗電流による出力誤差を補償するOB補正値を取得し、該OB補正値によってアナログアンプから出力される画像信号を補正する。このOB補正は、前記アナログアンプのゲインの切り替え制御が行われる毎にOB補正値を取得して行われる。

請求項（抜粋）：

現像済みスチル写真フイルムを一定の速度で搬送するとともに該フイルムの画像を蓄積時間の制御が可能なラインセンサによって読み取り、該ラインセンサの出力電圧をゲインの切り替え制御可能なアナログアンプで増幅したのちA/Dコンバータに出力するようにしたフイルムスキャナの露出制御装置において、前記ラインセンサの蓄積時間を制御する露出制御手段と、前記アナログアンプのゲインを制御するゲイン制御手段と、スキャンしようとするフイルム画像の明るさを示す情報に基づいて該フイルム画像のスキャン時における前記A/Dコンバータの入力電圧が最適状態となるように露出制御手段及びゲイン制御手段を制御する制御手段と、前記アナログアンプの後段において前記ラインセンサの暗電流による出力誤差を補償するOB補正値を取得し、該OB補正値によってアナログアンプから出力される画像信号を補正するOB補正手段と、前記ゲイン制御手段により前記アナログアンプのゲインの切り替え制御が行われる毎に前記OB補正手段におけるOB補正値を変更させる手段と、を備えたことを特徴とするフイルムスキャナの露出制御装置。