特許
J-GLOBAL ID:200903079919559463

蓄圧式燃料噴射装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 昌久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-180648
公開番号(公開出願番号):特開平8-021332
出願日: 1994年07月08日
公開日(公表日): 1996年01月23日
要約:
【要約】【目的】 蓄圧式(コモンレール式)燃料噴射システムを備えたエンジンにおいて、エンジンの急加速時における噴射圧力上昇の過渡応答性が改善されてエンジン出力不足の発生が防止され、しかもエンジン騒音が低減され、さらに黒煙の発生・排ガスパティキュレートの良化がなされたコモンレール式燃料噴射システムを備えたエンジンを提供する。【構成】 蓄圧器から送出された加圧燃料油をピストン作動用切替弁により更に加圧する増圧装置を設け、燃料噴射制御用切替弁により蓄圧器からの燃料油を直接燃料噴射弁に送って噴射する低圧噴射と、増圧装置にて更に加圧した燃料油を噴射弁に送って噴射する高圧噴射とを切換制御する。
請求項(抜粋):
燃料加圧ポンプから圧送される燃料油を所定の圧力にて蓄圧し貯溜する蓄圧器(コモンレール)と、上記蓄圧器と燃料噴射弁内の噴射燃料用燃料溜とを連通する供給油路と、一端が同供給油路から分岐して他端が上記燃料噴射弁内に形成されたニードル弁開閉制御用の油室に至る制御油路と、同制御油路内に設けられ上記油室に燃料油圧を作用させることにより燃料噴射弁内のニードル弁を閉止せしめ、上記油室の燃料油で除去することにより上記ニードル弁を開放して燃料噴射を履行せしめる燃料噴射制御用切替弁と、上記制御油路の分岐点より上流側の供給油路に形成された第一シリンダ室と、同第一シリンダ室に配設され同第一シリンダ室の容積を小さくするように作動して同室下流側の燃料圧力を増大せしめる増圧ピストンと、同増圧ピストンに作動液圧を供給する液圧回路と、同液圧回路に設けられ、上記増圧ピストンへの作動液圧の供給・排出を切り替えて上記増圧ピストンを駆動せしめるピストン作動用切替弁と、上記燃料噴射制御用切替弁と上記ピストン作動用切替弁とに制御信号を出力して上記ニードル弁の開閉作動と上記増圧ピストンの作動とを制御し、上記増圧ピストンの作動に基づく高圧噴射と上記増圧ピストンの非作動状態に対応した低圧噴射とを切り替えて行わせるコントローラとを備えたことを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置。
IPC (4件):
F02M 47/00 ,  F02M 45/04 ,  F02M 45/08 ,  F02M 47/02

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