特許
J-GLOBAL ID:200903079928408230

ピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ支持構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木戸 一彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-002657
公開番号(公開出願番号):特開平8-189538
出願日: 1995年01月11日
公開日(公表日): 1996年07月23日
要約:
【要約】【目的】スライドピンの本数を少なく抑えながら、キャリパボディの変形や傾動を有効に抑制する。制動時のキャリパボディをディスク軸方向へ円滑にスライドできるようにする。【構成】キャリパブラケット3に、反ディスク方向へ突出する第3スライドピン6を、キャリパボディ7の作用部7aに、第3スライドピン6を収容する袋状の第3ガイド孔17を、ディスクロータ2の回転中心とキャリパボディ7のパッド押圧中心Pとを結ぶディスク半径方向線Rと、ディスク回出側の車体取付け孔3aとの間にオフセットして設ける。ディスク回出側のスライドピン5とガイド孔10との間隙を、ディスク回入側のスライドピン4とガイド孔9との間隙や、第3スライドピン6と第3ガイド孔17との間隙よりも大きく設定する。スライドピン5の小径軸部5aに、ガイド孔10との間隙を埋める環状の弾性ブッシュ18を嵌着する。
請求項(抜粋):
キャリパボディのブリッジ部をディスクロータの外側に跨がせて、ブリッジ部の両側に連結されたキャリパボディの作用部と反作用部とをディスクロータの一側部と他側部とに配設し、該ディスクロータの一側部で車体に固着されるキャリパブラケットから、前記ブリッジ部のディスク回入側と回出側とを挟んで、ディスクロータの外側を反作用部方向へ突出する一対のキャリパ支持腕を延設し、両キャリパ支持腕と作用部のディスク回入及び回出側とに、ディスク軸方向のスライドピンと、該スライドピンを収容するガイド孔とを組合わせして設けて、前記キャリパボディをディスク軸方向へスライド可能に支持すると共に、前記作用部と反作用部との間に前記ディスクロータを挟んで一対の摩擦パッドを対向配置し、前記双方のキャリパ支持腕に、摩擦パッドからの制動トルクを支承するトルク受け部を対向して設けたピンスライド型車両用ディスクブレーキにおいて、前記キャリパブラケットと前記作用部のいずれか一方にディスク軸方向の第3スライドピンを、他方にこの第3スライドピンを収容する第3ガイド孔を設けると共に、これら第3スライドピンと第3ガイド孔との組合わせを、前記ディスクロータの回転中心と前記キャリパボディのパッド押圧中心とを結ぶディスク半径方向線からディスク回出側へオフセットし、前記ディスク回出側のガイドピンとガイド孔との間隙を、前記第3ガイドピンと第3ガイド孔との間隙と、前記ディスク回入側のガイドピンとガイド孔との間隙よりも大きく設定したことを特徴とするピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ支持構造。

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