特許
J-GLOBAL ID:200903079935769788

炭素繊維の形成装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊澤 宏一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-287332
公開番号(公開出願番号):特開平5-209319
出願日: 1991年10月08日
公開日(公表日): 1993年08月20日
要約:
【要約】【目的】 気相反応において、ミクロサイズの炭素繊維を形成するための最適条件を達成するように構成された装置を提供する。【構成】 炭素繊維の形成装置(10)において、反応器(12)は、閉止された上部端(16)および下部排出管(18)を備えた直立反応室(14)を画定し、反応物質の直立給送管(20)は、その内部においても、ほぼ軸向きに延長している。ガス状の反応物質は、給送管(20)の排出口(24)を経て反応室(12)中に噴射される。給送管(20)と反応室(14)とは、給送管(20)を経てほぼ軸向き上方に反応室(14)中に延長した後にほぼ軸向き下方に反応室(14)を経て延長するガス流通路(26)を画定するように構成されている。
請求項(抜粋):
ガス流中に同伴される核の存在の下に気体状炭素質化合物を反応させることを含む連続した気相工程によって、炭素繊維を形成する形成装置(10)であって、垂直軸線、閉止された上部端(16)および下部排出管(18)を備えた反応室(14)を画定する反応器(12)と、反応器(12)の閉止された上部端(16)から隔てられた排出口(24)を備えた、反応物質の給送管(20)とを有し、給送管(20)は、反応器(12)中においてほぼ軸向き上方に延長した後、反応器(12)と共働して、給送管(20)を経てほぼ軸向き上方に、次に反応室(14)を通ってほぼ軸向き下方に延長するガス流路(26)を画定し、更に、反応室(14)中にその閉止された上部端(16)に近接して高温域(36)を設定するように反応器(12)を加熱する加熱手段(34)と、気体状の反応物質流を給送管(20)中に連続的に供給するための流量制御手段(39、40、41、42、43、46、48、50;28、33、40、46、48、49)を有するものにおいて、反応器(12)を加熱するための加熱手段(34)が、炭素繊維の成長を持続するに足る温度において反応室(14)中にその上部端(16)に近接して前記高温域(36)を設定すると共に、反応器(12)の下部排出管(18)に近接して比較的低温の領域を設定することによって、反応器(12)の内部に、反応器(12)中の対流を最小とする熱勾配を設定し、前記流量制御手段(39、40、41、42、43、46、48、50;28、33、40、46、48、49)は、反応器(12)の高温域(36)中に分散されるように前記ガス流中に核を同伴するに足る速度で、核の源泉を含むガス状の反応物質流を給送管(20)に連続的に供給し、前記反応室(14)は、炭素繊維の成長の持続に適した減少した下向きの流率において前記ガス流を受けいれるように、給送管(20)の断面積よりも大きな平均断面積を有し、反応器(12)の下部排出管(18)を離去する排ガスから炭素繊維を集収するための集収手段(51、54)が備えられたことを特徴とする形成装置(10)。
IPC (2件):
D01F 9/133 ,  D01F 9/127

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