特許
J-GLOBAL ID:200903079952464010

動圧軸受装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 隆英
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-134239
公開番号(公開出願番号):特開平9-296818
出願日: 1996年05月01日
公開日(公表日): 1997年11月18日
要約:
【要約】【課題】 軸受部の長寿命化を図ると共に軸受部での発生熱による周辺の部材に対しての悪影響の低減を図り且つ軸受部を構成する母材の腐食を良好に防止すると共に外観性を向上する。【解決手段】 回転部材30及び固定部材32の少なくとも一方の軸受面を潤滑性樹脂層34により構成し、軸受面の耐摩耗性、耐焼き付き性を向上すると共に、樹脂層34側の母材を高熱伝導率のアルミ材により構成し、軸受部での発生熱を良好に放熱するようにし、且つアルミ材の表面にアルマイト被膜33を形成し、膜厚をy(μm)ビッカース硬度をx(Hv)とした時、1<yとして被膜33からアルミ材の一部が露出する不完全被膜をなくすと共に、y<-(x/20)+30として樹脂層34を形成するための該樹脂層塗装後の焼付け時に被膜33に生じるクラックの発生をなくし、このようなアルミ材の一部露出及びクラックのない良好な被膜を得るよう構成してなるもの。
請求項(抜粋):
回転部材に形成された軸受面と固定部材に形成された軸受面とを対向配置し当該軸受面間に生じる動圧作用によって前記回転部材を回転自在に支承する動圧軸受装置において、前記回転部材及び前記固定部材の少なくとも一方をアルミ材により構成してこのアルミ材の表面にアルマイト被膜を形成し、このアルマイト被膜上に潤滑性樹脂層を設けてこの潤滑性樹脂層により前記軸受面を構成する一方、前記アルマイト被膜の膜厚をy(μm)とし、前記アルマイト被膜のビッカース硬度をx(Hv)とした時、1<y<-(x/20)+30を満足するように前記アルマイト被膜の膜厚y、アルマイト被膜のビッカース硬度xを設定したことを特徴とする動圧軸受装置。
IPC (3件):
F16C 17/02 ,  C25D 11/04 302 ,  F16C 33/20
FI (3件):
F16C 17/02 A ,  C25D 11/04 302 ,  F16C 33/20 Z
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-140509
  • 特開昭60-033389

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