特許
J-GLOBAL ID:200903079960438460

張線装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石原 勝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-152139
公開番号(公開出願番号):特開平11-004511
出願日: 1997年06月10日
公開日(公表日): 1999年01月06日
要約:
【要約】【課題】電線を所要の張力が生じるまで引っ張った場合にも棒状の装置本体に撓みが生じることがなく、しかも、マニピュレータでも容易に取り扱うことのできる安定した形態となった張線装置を提供する。【解決手段】伸縮自在となった棒状の装置本体11の両端部に、互いに接離される一対の掴線部34,37により線状体7を把持する線状体把持器13を、それぞれ連結具12を介して連結する。連結具12を、装置本体11の端部に固着された固定部材22と、基端部が固定部材22に支軸23を支点に回動自在に連結され、且つ他端部が線状体把持器13に連結された可動部材24と、可動部材24を一方向に回動付勢して固定部材22の係止部22aに当接する所定状態に保持するばね体27とにより構成する。装置本体11の縮小により線状体7を引っ張り、線状体把持器13に加わる線状体13の張力がばね体27のばね定数を越えたときに、可動部材24がばね体27の付勢力に抗して他方向に回動するよう構成する。
請求項(抜粋):
伸縮自在となった棒状の装置本体と、この装置本体の両端部にそれぞれ配置され、連結部材に対する作動部材の相対変位によって互いに接離される一対の掴線部により線状体を把持する線状体把持器と、この両線状体把持器の前記装置本体への連結具とを備え、この連結具が、前記装置本体の端部に固着された固定部材と、基端部が前記固定部材に支軸を支点に回動自在に連結され、且つ他端部が前記連結部材に連結された可動部材と、この可動部材を一方向に回動付勢して前記固定部材の係止部に当接する所定状態に保持するばね体とにより構成され、一対の前記掴線部で線状体をそれぞれ把持した両側の前記線状体把持器を前記装置本体の縮小により互いに近接する方向に引き寄せて線状体を引っ張り、前記線状体把持器に加わる線状体の張力が前記ばね体のばね定数を越えたときに、前記可動部材が前記ばね体の付勢力に抗して他方向に回動されるよう構成したことを特徴とする張線装置。

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