特許
J-GLOBAL ID:200903079961354758

プロピレン-オレフィンブロック共重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野中 克彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-349824
公開番号(公開出願番号):特開平9-176227
出願日: 1995年12月21日
公開日(公表日): 1997年07月08日
要約:
【要約】【課題】 プロピレン-オレフィンブロック共重合体を高重合活性で、連続的に長期間安定して製造すること。【解決手段】 特定方法で得たMg化合物とアルコールからなる、特定組成、特定X線回折スペクトルを有する固体成分にハロゲン含有チタン化合物と電子供与体を特定溶媒、特定温度下に接触し、更にハロゲン含有チタン化合物を接触して得た固体触媒成分、有機アルミニウム化合物と必要に応じ、電子供与体からなるオレフィン重合用触媒を用いてプロピレン-オレフィンブロック共重合体を製造する。
請求項(抜粋):
a)下記組成式Iで表されるマグネシウム化合物とアルコールの混合物(A)を溶融状態でスプレー塔内にスプレーし、この際スプレー塔内をアルコールの実質的な蒸発なしに下記組成式Iで表される固体成分(B)が得られる温度に冷却することにより固体成分(B)を得た後、該固体成分(B)からアルコールを部分的に除去して、下記組成式IIで表され、且つX線回折において固体成分(B)と比較して、回折角2θ=7〜8度に新規なピークの発生がないこと、または発生しても該新規ピークの強度が、該固体成分(C)のX線回折スペクトルの回折角2θ=8.5〜9度に存在する最大ピークの強度の2.0倍以下であるる固体成分(C)を得、しかる後固体成分(C)に沸点が90〜180°Cである脂肪族炭化水素溶媒(S)を用いて、110〜135°Cの温度下でハロゲン含有チタン化合物および電子供与体(E1)を接触させて固体成分(D)を得、更に固体成分(D)にハロゲン含有チタン化合物を接触させて得られる固体触媒成分(F)ならびにMgCl2・mROH 組成式I(但し、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、m=3.0〜6.0である。)で示され、MgCl2・nROH 組成式II(但し、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、n=0.4〜2.8である。)で示され、b)有機アルミニウム化合物(AL)、および必要に応じてc)電子供与体(E2)からなるオレフィン重合用触媒を用いて、第1段目としてプロピレン以外のオレフィンとプロピレンの反応重量比が10/90以下であるプロピレンを主体とした重合体部分を全重合量の20〜95重量%重合し、次いで第2段目としてプロピレン以外のオレフィンとプロピレンの反応重量比が10/90〜90/10の範囲にあるプロピレン-オレフィン共重合体部分を全重合量の80〜5重量%共重合することを特徴とするプロピレン-オレフィンブロック共重合体の製造方法。
IPC (4件):
C08F 4/658 MFG ,  C01F 7/02 ,  C08F 4/02 ,  C08F297/08 MRH
FI (4件):
C08F 4/658 MFG ,  C01F 7/02 E ,  C08F 4/02 ,  C08F297/08 MRH

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