特許
J-GLOBAL ID:200903079963395095

並列計算機上での乱数生成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-148934
公開番号(公開出願番号):特開平10-340184
出願日: 1997年06月06日
公開日(公表日): 1998年12月22日
要約:
【要約】【課題】並列計算機における乱数生成において、乱数間の3次の相関を削減し、モンテカルロ法によるシミュレーションの精度を高める。【解決手段】M系列による並列計算機上での乱数生成において、初期値を設定し(処理13)、各プロセッサの持つ配列に格納した(処理14)後の段階で、各プロセッサの持つ各初期値において、ビットの並べ替えを行う(処理24)。その後は、並べ替えた初期値をもとに、漸化式を用いて、各プロセッサごとに独立に乱数を生成する(処理15)。
請求項(抜粋):
入力装置と、それぞれがメモリを備えた複数のプロセッサからなる処理装置と、出力装置と、外部記憶装置とから構成される並列計算機上で乱数を生成する方法であって、乱数生成のための漸化式の次数p,漸化式,乱数のビットの長さL,上記並列計算機のプロセッサの台数Rを入力し、0または1からなるp個の第1の初期値を入力し、上記第1の初期値から上記漸化式を用いて0または1からなるp*(L*R-1)個の第2の初期値を生成し、上記第1の初期値と上記第2の初期値を合わせたp*L*R個の初期値をL個ごとに区切って1つの語として、このp*R個の語を上記R個のプロセッサにp個ずつ均等に分配し、上記各プロセッサは自分の持つp個の語の各々に対してビットの置換を行って第3の初期値とし、上記各プロセッサは上記第3の初期値を用いて上記漸化式によりそれぞれ独立に乱数を生成することを特徴とする並列計算機上での乱数生成方法。

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