特許
J-GLOBAL ID:200903079969817269

平行法及び遠近法によりボリュームを実時間で視覚化する装置及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-525927
公開番号(公開出願番号):特表平11-508386
出願日: 1998年04月13日
公開日(公表日): 1999年07月21日
要約:
【要約】ボリュームを平行法及び遠近法により実時間で視覚化する装置及び方法。本方法は線スライス掃引を使用し、目視及び処理パラメタを選択するステップ、合成バッファを初期化するステップ、ボクセル値を三次元メモリバッファからサンプル点の現スライス上にサンプリングするステップ、現スライスと合成バッファに関連付けられた隣接スライスとの間だけに伸びる複数のスライス間線セグメントに沿ってサンプル点値と合成バッファの画素とを組合わせるステップ、最後の処理スライスに到達するまで、最初の処理スライスに平行なその後のサンプル点のスライスを引き続き掃引することによってサンプリング及び組合わせステップを繰り返すステップを含む。その後の各スライスは、順番に現スライスになる。本装置は、三次元バッファ、画素バス、複数の描像パイプライン、及び制御ユニットを含む。複数の各描像パイプラインは、第1のスライスユニット、合成ユニット、二次元スライス合成バッファ、及び第1の(好ましくは、二重線形)補間ユニットを含む。サンプル点値は、合成ユニットにおいて、スライスユニット内に含まれる現スライスと二次元スライス合成バッファ内に含まれるスライスとの間だけに伸びる複数のスライス間線セグメントに沿う合成バッファの画素と組合わされる。本発明の装置及び方法においてはグラディエントがボクセル位置において計算されて正確さを改善し、従来の方法及び装置よりも少ないオーバヘッドでよりコンパクトに実現を可能にする。
請求項(抜粋):
複数の画素を有する三次元(3D)ボリューム投影画像を生成するための線スライス掃引方法において、上記画像は視点から生成され、上記方法は3Dバッファ内に格納されている離散したボクセルを使用し、上記各ボクセルはそれに関連付けられた位置及び少なくとも1つのボクセル値を有し、 上記方法は、 (a)目視及び処理パラメタを選択するステップを備え、 上記パラメタは、 上記視点と、 投影の目的に使用される上記3Dバッファの少なくとも1つの基底面と、 上記3Dバッファの最初及び最後の処理スライスと、 を限定し、 (b)複数の画素を有する合成バッファを初期化するステップを備え、 上記各画素は、各々に関連付けられた少なくとも色、透明度、及び位置を有し、 (c)上記ボクセル値を、上記3Dバッファから上記最初の処理スライスに平行なサンプル点の現スライス上にサンプリングしてサンプル点値を求めるステップを備え、 上記現スライスは、このステップ(c)の最初の実行中の最初の処理スライスであり、 (d)上記サンプル点値と、複数のスライス間線セグメントに沿う上記合成バッファの上記画素とを組合わせるステップを備え、 上記セグメントは、上記現スライスと、上記合成バッファに関連付けられた隣接スライスとの間だけに伸び、 (e)上記最後の処理スライスに到達するまで、上記最初の処理スライスに平行なその後のサンプル点の各スライスを順次に掃引することによって上記ステップ(d)及び(d)を繰り返すステップを備え、 上記その後の各スライスを順番に上記現スライスにする、 ことを特徴とする線スライス掃引方法。

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