特許
J-GLOBAL ID:200903079970461176

内燃機関の暖機促進装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 朗 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-178500
公開番号(公開出願番号):特開平6-017633
出願日: 1992年07月06日
公開日(公表日): 1994年01月25日
要約:
【要約】【目的】 内燃機関の暖機を促進し、燃費を向上させ、摩耗を抑制する。【構成】 オイルパン1に隔離板3を設けて主室1aと副室1bに区画する。隔離板3の側面3aにはオイルポンプ6の吸油管7の開口部に近い下部の小孔4aと、油面2付近の上部の大孔4bとを設ける。始動後の暖機状態においては油温が低くオイルの粘性抵抗が大きくなっているため、副室1b内にあるオイルは隔離板の小孔4aを通過することができない。従ってオイルポンプ6は主室1a内のオイルのみを吸入して機関内へ循環させるので、少量のオイルが機関内で加熱されることによって急速に温度上昇し、機関は迅速に暖機される。副室1b内の低温のオイルも、上部の大孔4bを通して少しずつ主室内のオイルと交流し、徐々に表層部から温度が上昇し、小孔4aを通過可能になるまで粘度が低下するとオイルポンプ6に吸入されて機関内へ循環するようになる。
請求項(抜粋):
内燃機関のオイルパン内に設けられ、略垂直な側面と水平に近い傾斜面とを有し、前記オイルパン内を略垂直な前記側面によって主室と副室の2つの部分に区画形成すると共に、水平に近い前記傾斜面によって前記副室の上部を覆っている隔離板と、前記主室内の底部付近に吸油管を開口させているオイルポンプと、前記隔離板の略垂直な前記側面の下部領域における前記吸油管の開口部付近に設けられ、前記主室と前記副室とを常時連通しているが、前記副室内のオイルの低温時には前記副室から前記主室へ流出しようとするオイルに大きな粘性抵抗を与えて実質的に流れを阻止し得る大きさの面積を有する連通孔と、前記隔離板の略垂直な前記側面の上部領域における油面以下の部分に設けられ、前記主室と前記副室とを常時連通している連通孔とを設けたことを特徴とする内燃機関の暖機促進装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭59-206608

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