特許

J-GLOBAL ID：200903080013893968

画像処理装置、画像処理方法、ならびに、プログラム

発明者： 佐藤 俊治 ,  臼井 支朗
出願人/特許権者： 独立行政法人理化学研究所
代理人 (2件)： 木村 満 ,  石井 裕一郎
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2008-086210
公開番号（公開出願番号）：特開2009-239829
出願日： 2008年03月28日
公開日（公表日）： 2009年10月15日
要約：

【課題】一部の画素の情報が欠落した画像を復元する画像処理装置等を提供する。【解決手段】画像処理装置101において、記憶部102には、画素値を推定すべき領域Bが存在する画像の画素の位置(x,y)と画素値I(x,y)と(x,y)∈Bであるか否かが記憶され、更新パラメータ計算部104は、画素値I(x,y)の勾配等の微分値を参照して、勾配線および等高線が滑らかであり、画素値の空間変化が小さくなるような評価関数E[I]を、前者を高速に、後者を低速に、それぞれ更新するための更新パラメータ∂I/∂tを計算し、更新部105は、評価関数E[I]の計算値に基づいて計算された歩み幅αを用いて、Bに含まれる位置(x,y)の画素値を、I(x,y)からI(x,y)+α(∂I/∂t)に更新し、繰返制御部106は、画素値が収束するまで、更新パラメータの計算と画素値の更新を繰り返す。【選択図】図1

請求項（抜粋）：

画像を構成する画素のそれぞれについて、当該画素の位置(x,y)と、当該位置における画素値I(x,y)と、当該画像に対する推定対象領域Bについて、(x,y)∈Bか否か、が記憶される記憶部、 ある量Aのある方向θに沿う偏微分を Aθ = (∂A/∂x)cosθ + (∂A/∂y)sinθ = Axcosθ + Aysinθ, と表記することとして、当該推定対象領域Bに含まれる位置(x,y)のそれぞれについて、 (a)当該画素値Iの勾配 grad I = (Ix,Iy) = (∂I/∂x,∂I/∂y), (b)当該勾配grad Iに沿う勾配線の方向ξ, (c)当該方向ξに直交する等高線の方向η = ξ + π/2, (d)Iの等高線の曲率パラメータ K = Iy2Ixx - 2IxIyIxy + Ix2Iyy, k = Iηη = K/〔Ix2 + Iy2〕, (e)Iの勾配線の曲率パラメータ M = (Ix2 - Iy2)Ixy - IxIy(Iyy - Ixx), m = Iξη = M/〔Ix2 + Iy2〕, を数値計算し、所定の正定数λにより、更新パラメータ ∂I/∂t = Kη + Mξ - (Kξξ + Kηη) + λ(k+m) を数値計算する更新パラメータ計算部、 前記数値計算された更新パラメータ∂I/∂tと、正の更新幅αと、により、前記記憶部において、当該推定対象領域Bに含まれる位置(x,y)の画素値I(x,y)を、 I(x,y) + α(∂I/∂t) に更新する更新部、 当該推定対象領域Bに含まれる位置(x,y)の画素値I(x,y)が所定の収束条件を満たすまで、前記更新パラメータ計算部による数値計算と、前記更新部による更新と、を繰り返し、当該所定の収束条件が満たされると、前記記憶部に記憶される画素値による画像を処理結果とする繰返制御部 を備えることを特徴とする画像処理装置。

IPC (1件)：

H04N 1/40

FI (1件)：

H04N1/40 101G

Fターム (10件)：

5C077LL04 ,  5C077LL19 ,  5C077MP01 ,  5C077PP05 ,  5C077PP32 ,  5C077PP33 ,  5C077PP35 ,  5C077PP47 ,  5C077PQ12 ,  5C077RR19