特許
J-GLOBAL ID:200903080051342215

油圧ショベルの転倒防止装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 米原 正章 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-036984
公開番号(公開出願番号):特開平5-202535
出願日: 1992年01月29日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【目的】 油圧ショベルの吊り作業において、転倒限界に近い作業範囲ではその危険度に応じてレバー指令値を絞り込み、転倒限界では危険側へのレバー指令値をカットして安全作業を可能にする。【構成】 作業機の回転角を検出する回転角検出手段と、ブームシリンダの駆動圧を検出するブームシリンダ圧力検出手段と、これらの検出値に基づいて、転倒限界に近い作業範囲ではその危険度に応じて油圧シリンダ制御部17へ出力するレバー指令値を絞り込み、また転倒限界では危険側へのレバー指令値をカットするための転倒モーメント演算部12、レバーゲイン演算部14、転倒モーメント増大方向判定部13、乗算部16とからなる構成となっている。
請求項(抜粋):
ブーム1、アーム2、バケット3からなる作業機を有する油圧ショベルにおいて、作業機の少なくともブーム1とアーム2のそれぞれの回転角変位を検出する作業機回転角検出手段と、ブーム1を駆動するブームシリンダ4の駆動圧力を検出するブームシリンダ圧力検出手段10と、これらの検出手段からの検出値に基づいて車体11の転倒側モーメントを求める転倒モーメント演算部12と、少なくともブーム1、アーム2へ回転角変位からそれぞれの回転軸の転倒モーメント増大方向を判定する転倒モーメント増大方向判定部13と、0以上、1以下の値をとり、車体の転倒モーメントが安定モーメントに近づくに従って0に近づくようなゲインKの値を演算するレバーゲイン演算部14と、レバー指令値qが転倒モーメント増大方向である場合に、レバー指令値qに上記レバーゲイン演算部14で演算されたレバーゲインKを乗ずる乗算部16と、この乗算部16の出力によりブーム1、アーム2、バケット3のそれぞれを駆動する油圧シリンダを制御する油圧シリンダ制御部17とからなることを特徴とする油圧ショベルの転倒防止装置。
IPC (2件):
E02F 9/24 ,  E02F 9/20

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