特許
J-GLOBAL ID:200903080080456475

セラミックス焼結体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-066430
公開番号(公開出願番号):特開平5-270957
出願日: 1992年03月24日
公開日(公表日): 1993年10月19日
要約:
【要約】【目的】耐酸化性および耐食性に優れ、かつ、高温における強度の低下を緩和したセラミックスを提供する。【構成】表面にサイアロンを有する窒化ケイ素を基体(52)とし、その基体の最表面には、アルミナからなる最表面層(56)を有する、耐酸化性セラミッス焼結体である。最表面層と基体との間には、サイアロンとアルミナの中間の物理的性質を有するムライトからなるバッファー層(54)が存在する。また、各層は、組成を徐々に変化させた界面層(52c、53、55)を介して接合している。前記バッファー層および各界面層が存在することにより、焼結体の機械的性質に連続性をもたせる。さらに、窒化ケイ素以外の層の厚さを、全体の15%以下とすることにより、焼結体の強度低下を抑える。
請求項(抜粋):
窒化ケイ素からなる基体と、サイアロンからなる最表面層とが、Al固溶率に傾斜を有するサイアロンからなる界面層を介して一体化されたセラミックス焼結体であって、該界面層に存在するサイアロンにおけるAl固溶率が、最表面層におけるサイアロン中のAl固溶率から、実質的に窒化ケイ素になるように、該最表面層側から該基体に向かって漸減しており、かつ該最表面層と該界面層との合計の厚さが、焼結体全体の15%以下であることを特徴とするセラミックス焼結体。

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