特許
J-GLOBAL ID:200903080084916993

テレケリックな、分岐、星形熱可塑性樹脂ポリマーの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-150557
公開番号(公開出願番号):特開平10-060064
出願日: 1997年06月09日
公開日(公表日): 1998年03月03日
要約:
【要約】【課題】テレケリックな、分岐、星形熱可塑性樹脂ポリマーを製造する。【解決手段】フリーラジカル開始剤、少なくとも一種の第一のフリーラジカル反応性モノマー、少なくとも一種のフリーラジカル反応性分岐剤化合物及び少なくとも一種の安定なフリーラジカル剤の混合物を加熱して、モノマーの重合連鎖の一端においてフリーラジカル開始剤セグメントを持ち、他端において共有結合した安定なフリーラジカル剤を持つ線状又は非分岐重合体生成物を製造し、そして反応性化合物、例えば、フリーラジカル反応性モノマー、分岐剤化合物及びそれらの混合物の存在下で、非分岐重合体生成物を照射して、分岐重合体生成物を形成する事を含む分岐熱可塑性樹脂の製造方法。
請求項(抜粋):
分岐熱可塑性樹脂の製造方法であって、式A-T(ここで、Aは、少なくとも1つの炭素原子を有する基であって、それから生起するフリーラジカルA・が、フリーラジカル重合によって不飽和モノマーを重合する事が出来、フリーラジカル機能が少なくとも1つの炭素原子上に存在する基を表し、Tは、共有結合した安定なフリーラジカル化合物である)の開始剤化合物、少なくとも一種の式M1のフリーラジカル重合性モノマー及び少なくとも一種の式Bのフリーラジカル反応性分岐剤を含む混合物を加熱して、式:A-(M1)m -(B)n -T(ここで、m及びnは、非分岐生成物に含まれるM及びBのモノマーの全数を表し、1〜約10,000の整数である)の非分岐重合生成物を形成する工程、該非分岐重合生成物と、式T′・の第二の安定なフリーラジカル化合物との混合物を照射して、式:A-(M1)m -[ B-(T′)p ] n -T(ここで、T′・は、該重合生成物中で少なくとも一つの分岐剤Bに共有結合し、pは、中間体分岐重合生成物の各分岐剤Bに結合した式T′の安定なフリーラジカル化合物の平均の数を表し、1〜約10の整数である)の中間体分岐重合生成物を形成する工程、該中間体分岐重合生成物と、式M2の少なくとも一種の第二のフリーラジカル重合性モノマーとの混合物を加熱して、式:A-(M1)m -[ B-(M2)O -(T′)p ] n -(M2)O -T(ここで、oは、各共有結合した安定なフリーラジカル化合物T及びT′と、各分岐点の間に挿入されるM2モノマーの平均の数を表し、1〜約5,000の整数である)の第一分岐重合生成物を形成する工程、及び該混合物を冷却する工程を含み、得られる生成物が、実質的に均一な長さと狭い多分散性を持つ重合モノマーから成る腕又は分岐を持つ分岐熱可塑性樹脂であることを特徴とする方法。
IPC (4件):
C08F285/00 ,  C08F 2/50 ,  C08F 4/32 ,  C08F291/00
FI (4件):
C08F285/00 ,  C08F 2/50 ,  C08F 4/32 ,  C08F291/00

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