特許
J-GLOBAL ID:200903080120019332

溶接構造物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 春日 讓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-228081
公開番号(公開出願番号):特開平8-090223
出願日: 1994年09月22日
公開日(公表日): 1996年04月09日
要約:
【要約】【目的】構造物全体の剛性低下を抑え、かつ疲労破壊を発生させることなく、溶接後の冷却時、及び使用中引張負荷・曲げモーメントが作用した時における応力集中を確実に低減できる溶接構造物を提供する。【構成】溶接構造物100は、母材1,2の凹状面1B,2Bを対向させて空洞部5を形成させ、上側端面1A,2Aは未溶着部9を形成するように残し、下側から溶接ビート3を充填し突き合わせ溶接したものである。凹状面1B,2Bは略半円弧状の半円弧部6を備えている。空洞部5は裏波止端4から半円弧部6先端7までの距離Lと母材1,2の板厚tとの比L/t=0.4であり、半円弧部6,6と溶接ビート3の溶接時の接触防止手段の役割を果たす。未溶着部9は下端が空洞部5に開口し上端が2つの母材1,2の上側表面に開口する空間を形成し、空洞部5への開口部分9aは軸線p上から左方へ距離xだけずれて配置される。
請求項(抜粋):
凹状面を切り欠き加工した端面を備えた2つの母材を、前記凹状面どうしが対向し1つの空洞部を形成するように突き合わせ、この突き合わせた2つの母材の端面のうち前記空洞部の一方側は間隙を介し対向する未溶着部として残しつつ、前記空洞部の他方側から溶接ビートを充填することにより前記2つの母材を突き合わせ溶接した溶接構造物において、前記空洞部は、前記溶接ビートの前記空洞部壁面との接点である裏波止端と、前記空洞部の両端部との溶接時における接触を防止する接触防止手段を有しており、前記未溶着部は、一端が前記空洞部に開口し、他端が前記2つの母材の表面に開口する空間を形成していることを特徴とする溶接構造物。
IPC (5件):
B23K 9/00 501 ,  B23K 9/02 ,  B23K 31/00 ,  B23K 33/00 ,  B23K 37/06
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭61-095796
  • 特公昭56-032073
  • 特開昭63-163070

前のページに戻る