特許

J-GLOBAL ID：200903080130950360

認知能力を向上させるための置換1,2,3-トリアゾロ[1,5-a]キナゾリン

発明者： ブライアント,ヘレン・ジエーン ,  チエインバーズ,マーク・スチユワート ,  ジヨーンズ,フイリツプ ,  マクラウド,アンガス・マレー ,  マクシー,ロバート・ジエイムズ
出願人/特許権者： メルク シャープ エンド ドーム リミテッド
代理人 (1件)： 川口 義雄 (外4名)
公報種別：公表公報
出願番号（国際出願番号）：特願2001-544740
公開番号（公開出願番号）：特表2003-516994
出願日： 2000年12月11日
公開日（公表日）： 2003年05月20日
要約：

【要約】本発明は、アルツハイマー病などの状態において認知能力を向上させるための式(I)の化合物、[式中、R1は一般に水素またはCF3であり、R2は一般に水素であり、Wは環状アミン、複素環、またはL-Y-Xである基(式中、L-Yは結合部分であり、Xは一般に芳香もしくは非芳香複素環、アルキル、またはアルキルカルボニルである)であり、Zは一般に5-メチルイソオキサゾル-3-イルなどの複素環である]およびその薬剤として許容される塩、ならびにこれらを含む薬剤組成物、医薬の製造でのこれらの使用、これらを用いる治療方法を提供する。【化1】

請求項（抜粋）：

式(I) 【化1】[式中、R1は、水素、ハロゲンもしくはCNであり、またはC1〜4アルキル基、C2〜4アルケニル基、C2〜4アルキニル基、C1〜4アルコキシ基、C2〜4アルケニルオキシ基もしくはC2〜4アルキニルオキシ基であり、これらの各基は、非置換であるか、あるいは1個または2個のハロゲン原子、またはピリジル環もしくはフェニル環で置換され、これらの各環は非置換であるか、または1個もしくは2個のハロゲン原子もしくはニトロ、シアノ、アミノ、メチル、もしくはCF3基でそれぞれ独立に置換され; R2は、水素、ハロゲンもしくはCN、またはC1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、C1〜4アルコキシ、C2〜4アルケニルオキシ、またはC2〜4アルキニルオキシ基であり、これらの各基は、非置換であるか、あるいは1個または2個のハロゲン原子で置換され; Wは、 (i)4から7個の環状原子を有する環状アミン、 (a)これら環状原子の一つはこの分子の残りの部分に結合する点であり、 (b)これら環状原子の他は、随意に窒素、酸素または硫黄であり、 (c)上記随意窒素原子が存在するとき、場合によりこの原子および環状アミンの隣接する炭素原子に縮合していて、上記環状アミンは1-4個が窒素であり残りが炭素である5から6個の原子を有する芳香環であり、 (d)この環状アミンは、場合によってオキソ基で置換され、 (e)この環状アミンおよび存在するならばいずれかの縮合芳香環は、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、ハロゲン、CF3、ヒドロキシ、ヒドロキシC1〜4アルキル、C1〜4アルキルカルボニル、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜4アルコキシ、NR10R11もしくは(CH2)rNR10R11(式中、R10およびR11は、それぞれ独立に、水素、C1〜4アルキルおよびC1〜4アルキルカルボニルから選択され、rは1〜4の整数である)、C1〜4アルキルカルボニル、C1〜4アルコキシカルボニル、アミノカルボニルおよび(CH2)xU(式中、xは0〜4の整数であり、Uは、フェニル、1個または2個の窒素原子を含む六員芳香環および1、2、3または4個の窒素原子を含む五員芳香環から選択された芳香族基であり、場合によって、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキル、C1〜4ヒドロキシアルキルから選択された最高で3個の置換基で置換されている)から選択された最高で3個の置換基で場合によって置換されていて、 (ii)酸素、窒素および硫黄から選択される1、2、3または4個のヘテロ窒素原子を有する5員へテロ芳香環、このヘテロ原子の多くとも1つは酸素または硫黄であり、または、1または2個の窒素原子を有する六員へテロ芳香環、このヘテロ芳香環は、ピリジン環またはフェニル環と場合によって縮合していて、このヘテロ芳香環および存在するならば縮合環は、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、C1〜4アルキルおよびC1〜4アルコキシから選択される最高で2個の基で場合によって置換されていて、 (iii)L-Y-X (式中、Lは、O、(CH)2、(CH2)2、SまたはNRn(式中、RnはH、C1〜6アルキル、C1〜4アルコキシC1〜4アルキルまたはC3〜6シクロアルキルである)であり、 Yは、結合または分岐してよいC1〜4アルキレンであり、あるいは(CH2)jO、(CH2)jNR12または(CH2)jNR12C1〜2アルキレンである基(式中、jは2、3または4であり、R12は水素またはC1〜4アルキルである)であり、場合によってオキソ基で置換され、 Xは、酸素、窒素および硫黄からそれぞれ独立に選択される、1、2、3または4個のヘテロ原子を有する五員ヘテロ芳香環であり、このヘテロ原子の多くとも1つは酸素または硫黄であり、または1、2または3個の窒素原子を含む六員ヘテロ芳香環であり、この五員または六員へテロ芳香環は、場合によって、ベンゼン、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニルまたはチオモルホリニル環と縮合し、いずれかの縮合部分を含めたヘテロ芳香環は、場合によってRxおよび/またはRyおよび/またはRzで置換され、Rxは、ハロゲン、C1〜4アルコキシC1〜4アルケニル、OH、R3、OR3、OCOR3、COR3、NR4R5、CONR4R5、トリ(C1〜6アルキル)シリルC1〜6アルコキシC1〜4アルキル、CNまたはR9であり、Ryは、ハロゲン、R3、OR3、OCOR3、NR4R5、CONR4R5またはCNであり、Rzは、R3、OR3またはOCOR3であり、R3は、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、ヒドロキシC1〜6アルキルであり、またR3は、場合によって一、二、または三フッ素化され、R4およびR5は、それぞれ独立に、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキルまたはCF3であるか、あるいは可能なら、R4およびR5は、これらが共通に結合している窒素原子と共に、前記の窒素原子および場合によってはO、N、Sから選択された他の1個のヘテロ原子を含む4から7員の脂肪族複素環を形成し、この脂肪族複素環は、場合によってはC1〜4アルキルで置換され、R9は、ベンジル、1、2もしくは3個が場合によって窒素である6個の原子を含む芳香環、または1、2もしくは3個が酸素、窒素および硫黄からそれぞれ独立に選択され、そのうちの多くとも1個の原子が酸素もしくは硫黄である5個の原子を含む芳香環であり、またR9は、ハロゲン原子、ならびに、各基が非置換であるか、または1、2もしくは3個のハロゲン原子で置換されたC1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、C1〜4アルコキシ、C2〜4アルケニルオキシおよびC2〜4アルキニルオキシ基からそれぞれ独立に選択された、1、2または3個の置換基で場合によって置換され、Xがピリジン誘導体であるとき、このピリジン環は場合によってN-オキシドの形であり、ただし、Xがテトラゾール誘導体であるとき、C1〜4アルキル基で置換され;あるいは Xは、ハロゲン、シアノ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニルおよびC3〜6シクロアルキルからそれぞれ独立に選択された、1、2または3個の基で置換されていてもよいフェニルであり;あるいは Xは、C1〜4アルキルもしくはC1〜4アルキルカルボニルであり;あるいは Xは、1個または2個の原子が酸素、窒素および硫黄から選択された、5個または6個の原子を含む脂肪族複素環であり、この脂肪環は、場合によってはオキソ基で置換され、場合によってベンゼン環と縮合し、このベンゼン環は、場合によってハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシまたはC1〜4アルコキシカルボニルで置換される) から選択され; Zは、酸素、窒素および硫黄からそれぞれ独立に選択された1、2または3個のヘテロ原子を有し、このヘテロ原子の多くとも1個は酸素または硫黄であり、1個の原子が酸素または硫黄であるとき少なくとも1個の窒素原子が存在する五員ヘテロ芳香環であり、または2個または3個の窒素原子を含む六員ヘテロ芳香環であり、Zは、場合によってRvおよび/またはRwで置換され、Rvは、ハロゲン、R6、NR7R8、NR7COR8、CN、フリル、チエニル、フェニル、ベンジル、ピリジルまたは少なくとも1個の窒素原子と、場合によって酸素、窒素、硫黄からそれぞれ独立に選択され、多くとも1個が酸素もしくは硫黄である、1、2もしくは3個の他のヘテロ原子とを含む五員ヘテロ芳香環であり、Rwは、R6またはCNであり、 R6は、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C2〜6アルケニルオキシ、C2〜6アルキニルオキシ、CH2FまたはCF3であり、 R7およびR8は、それぞれ独立に、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキルまたはCF3であり、あるいはR7およびR8は、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子を唯一のヘテロ原子として含む4〜7員脂肪族複素環を形成する。] の化合物または薬剤として許容されるその塩。

IPC (7件)：

C07D487/04 146 ,  A61K 31/519 ,  A61K 31/5375 ,  A61K 31/54 ,  A61K 31/5513 ,  A61P 25/28 ,  C07D519/00 311

FI (7件)：

C07D487/04 146 ,  A61K 31/519 ,  A61K 31/5375 ,  A61K 31/54 ,  A61K 31/5513 ,  A61P 25/28 ,  C07D519/00 311

Fターム (21件)：

4C050AA01 ,  4C050BB06 ,  4C050CC08 ,  4C050DD10 ,  4C050EE04 ,  4C050FF02 ,  4C050GG03 ,  4C050GG04 ,  4C050HH04 ,  4C072MM01 ,  4C072MM02 ,  4C072UU01 ,  4C086AA01 ,  4C086AA02 ,  4C086AA03 ,  4C086AA04 ,  4C086CB08 ,  4C086MA01 ,  4C086MA04 ,  4C086ZA15 ,  4C086ZA16