特許
J-GLOBAL ID:200903080141984712

沸騰水型原子炉の給水加熱器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 波多野 久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-067971
公開番号(公開出願番号):特開平9-257989
出願日: 1996年03月25日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】【課題】沸騰水型原子炉における給水加熱器の内部の水室および凝縮部に滞留する不凝縮性ガスを効果的に排出でき、それによりドレン水の閉塞を防止して給水加熱器内部の水位を安定に保つようにする。【解決手段】円胴2と、管板3と、円胴内に配置された多数の加熱管4を備え、原子炉圧力容器で発生した水素、酸素等の不凝縮性ガスを含む蒸気を円胴内にタービンその他の部位からの抽気蒸気として導く。円胴内に、デスーパーヒーティングゾーン、コンデンシングゾーン、ドレンクーリングゾーン14を備える。ドレンクーリングゾーン14に、凝縮水18のドレン出口13に向う流れを蛇行流とする複数のじゃま板17を配置する。蒸気凝縮部には、不凝縮性ガスを円胴外に排出するためのガスベント管を設ける。ドレンクーリングゾーン14におけるドレン流蛇行用の複数のじゃま板17は、凝縮水に対して水平面上での蛇行を行わせる左右で対向する千鳥状配置とする。
請求項(抜粋):
円胴と、この円胴の端部に設けられた管板と、この管板に端部が支持されて前記円胴内に配置された多数の加熱管からなる管群とを備え、原子炉圧力容器で発生した水素、酸素等の不凝縮性ガスを含む蒸気を前記円胴内にタービンその他の部位からの抽気蒸気として導くとともに、原子炉圧力容器への給水を前記加熱管内に流通させ、この給水と前記蒸気との熱交換により給水の予熱を行う沸騰水型原子炉における管式の給水加熱器であって、前記円胴内の熱交換領域として、導入直後の蒸気を加熱管出口側の給水と熱交換させるデスーパーヒーティングゾーンと、ここで減熱された蒸気を加熱管途中の給水と熱交換させるコンデンシングゾーンと、前記各ゾーンでの熱交換によって冷却された水蒸気の凝縮水を前記加熱管の給水入口側に設けたドレン出口に導出するとともに途中でその凝縮水を給水と熱交換させるドレンクーリングゾーンとを備え、かつ前記ドレンクーリングゾーンには、凝縮水の前記ドレン出口に向う流れを蛇行流とする複数のじゃま板を配置するとともに、前記デスーパーヒーティングゾーンまたはコンデンシングゾーンの蒸気凝縮部には、不凝縮性ガスを前記円胴外に排出するためのガスベント管を設けたものにおいて、前記ドレンクーリングゾーンにおけるドレン流蛇行用の複数のじゃま板は、凝縮水に対して水平面上での蛇行を行わせる左右で対向する千鳥状配置としたことを特徴とする沸騰水型原子炉の給水加熱器。
IPC (2件):
G21D 1/02 GDB ,  F22D 1/32
FI (2件):
G21D 1/02 GDB T ,  F22D 1/32 B

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