特許
J-GLOBAL ID:200903080209943556

動きベクトル検出回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柿本 恭成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-211266
公開番号(公開出願番号):特開平8-079760
出願日: 1994年09月05日
公開日(公表日): 1996年03月22日
要約:
【要約】【目的】 正確な動きベクトルの検出を行い符号化効率を改善する。【構成】 差分絶対値回路21によって現画像及び前画像データ間の差分の絶対値を求め、各累計器22〜25はブロックを分割したサブブロック単位で差分の絶対値を累計する。ベクトル選択回路27〜30では各累計結果に基づき、最も類似度の高いブロックをサブブロック単位でそれぞれ求め、それらに対応する候補ベクトルをそれぞれ出力する。グループ化回路32〜35が各候補ベクトルを向きと大きさでグループ化し、多数決回路36がグループ化結果の多数決を採り、ベクトル選択回路27〜30の出力の候補ベクトルの内の孤立したベクトルを排除する。多数決の結果得られたグループに基づいたベクトル、または累計器46とベクトル選択回路51とを介してブロック単位で求められたベクトルが動きベクトルとしてベクトル演算回路57で選択されて出力される。
請求項(抜粋):
現画像及び前画像の2系統の画像データブロックをそれぞれ入力する第1及び第2の入力端子と、同じブロックサイズを有する前記現画像のブロックと前画像のブロックの相対的位置関係を示すベクトルを入力する第3の入力端子と、前記第1及び第2の入力端子に接続され、前記2系統の画像データブロックの差分の絶対値を対応する画素毎に求める差分絶対値回路と、前記差分絶対値回路に接続され、前記ブロックを小分割したサブブロック単位で前記差分の絶対値をそれぞれ累計する複数のサブブロック用累計器と、前記各サブブロック用累計器の出力に基づいて前記ブロック間の類似度の高い前画像のブロックをサブブロック単位でそれぞれ求め、該前画像のブロックに対応する前記ベクトルをそれぞれ送出する複数の第1のベクトル選択回路と、前記差分絶対値回路に接続され、前記差分の絶対値を前記ブロックサイズ単位で累計するブロック用累計器とを備え、前記ブロック用累計器の出力に基づいて前記ブロック間の類似度の最も高い前画像のブロックを求め、該前画像のブロックに対応する前記ベクトルを送出する第2のベクトル選択回路と、前記各第1のベクトル選択回路の送出したベクトルをそれぞれグループ化する複数のグループ化回路と、前記グループ化回路におけるグループ化結果の多数決を採り前記複数の第1のベクトル選択回路の送出するベクトルのうち孤立したベクトルを排除する多数決回路と、前記多数決の結果得られたグループに基づいて求めたブロックを代表するベクトルまたは前記第2のベクトル選択回路の送出したベクトルを前記動きベクトルとして出力するベクトル演算回路とを、設けたことを特徴とする動きベクトル検出回路。

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