特許
J-GLOBAL ID:200903080221436546

被覆超硬合金工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩原 亮一 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-120104
公開番号(公開出願番号):特開2000-141107
出願日: 1999年04月27日
公開日(公表日): 2000年05月23日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 耐欠損性と耐摩耗性の両特性を向上させ、工具寿命を長寿命化させた被覆超硬合金工具を提供すること。【解決手段】 WCをマトリックスとし、鉄族金属を結合相とした超硬合金を基体とし、その基体の表面に複数の被覆層を設けた被覆超硬合金製切削工具において、(a)該被覆層の基体に隣接する最内層が厚み0.1〜3μmの窒化チタンであり、その上層に厚み3〜30μmのアスペクト比5以上の柱状晶からなる炭窒化チタン、さらにその上層に厚み0.5〜10μmのアルミナが少なくとも一層被覆されており、(b)刃先稜線部及び/又はすくい面の被膜中の亀裂の長さ、亀裂間隔に特徴を有する。
請求項(抜粋):
WCをマトリックスとし、鉄族金属を結合相とした超硬合金を基体とし、その基体の表面に複数の被覆層を設けた被覆超硬合金製切削工具において、(a)該被覆層の基体に隣接する最内層が厚み0.1〜3μmの窒化チタンであり、その上層に厚み3〜30μmのアスペクト比5以上の柱状晶からなる炭窒化チタン、さらにその上層に厚み0.5〜10μmのアルミナが少なくとも一層被覆されており、(b)前記工具の鏡面研磨した断面組織上で、刃先稜線部及び/又はすくい面の被覆膜中の亀裂のうち、被覆膜表面側の亀裂の先端が被覆膜表面に貫通していないものが50%以上であり、(c)前記刃先稜線部及び/又はすくい面の被覆膜中の亀裂のうち、基体側の亀裂の先端が前記最内層の窒化チタン内もしくは窒化チタンよりも上層内もしくはそれらの層間の界面にあるものが50%以上であり、(d)前記刃先稜線部及び/又はすくい面の被覆膜中の亀裂の平均長さが逃げ面での被覆膜厚の平均値よりも短く、(e)前記刃先稜線部及び/又はすくい面の前記炭窒化チタンの膜中の亀裂間隔の平均値が10μm以下であり、(f)前記刃先稜線部及び/又はすくい面の前記アルミナ膜中の平均亀裂間隔は前記炭窒化チタン膜中の平均亀裂間隔よりも大きいことを特徴とする被覆超硬合金製切削工具。
IPC (4件):
B23B 27/14 ,  B23P 15/28 ,  C23C 16/30 ,  C23C 16/36
FI (4件):
B23B 27/14 A ,  B23P 15/28 A ,  C23C 16/30 ,  C23C 16/36

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