特許
J-GLOBAL ID:200903080236181293

油圧緩衝器の減衰力発生構造

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-113245
公開番号(公開出願番号):特開2001-003975
出願日: 2000年04月10日
公開日(公表日): 2001年01月09日
要約:
【要約】【課題】 ピストンがストロークの上方域Su或いは下方域Sdに侵入する際の減衰力を、ストロークの通常域Snよりも高くすること。【解決手段】 上部室Aの上方のシリンダ121に、外面からチェックバンド101で覆孔されチェックバンドを介してタンク室Dに連通するオリフィス孔121Aを穿設し、当該オリフィス孔を基端とし巾及び深さが一定である溝121Bをストロークの上限に向かって開設する一方、下部室Bの下方のシリンダに、タンク室に連通するオリフィス孔121Cを穿設し、当該オリフィス孔を基端とし巾及び深さが一定である溝121Dをストロークの下限に向かって開設し、ストロークの通常域では、伸側減衰弁又は圧側減衰弁により通常の減衰力を発生させ、上記オリフィス孔及び溝がピストンによって覆われるストロークの上方域又は下方域では、上部室又は下部室からオリフィス孔の間の溝を流れる作動油の通過長を、ピストンの上昇又は下降ストロークに対応して増減させ、溝を流れる作動油の通路抵抗によりストロークに対応して発生する補助減衰力を、通常の減衰力に付加すること。
請求項(抜粋):
シリンダ内を上部室と下部室とに区画する一方、シリンダ内に摺動自在に案内されるピストンをピストンロッドの下端部に結合し、ピストンに伸側減衰弁を対向させて、ピストンロッドが伸長する際の伸側減衰力を制御するとともに、シリンダ内を下部室とタンク室に連通する底部室とに区画するバルブケースをシリンダ下端部に嵌着し、バルブケースに圧側減衰弁を対向させて、ピストンロッドが収縮する際の圧側減衰力を制御する油圧緩衝器において、前記上部室の上方のシリンダに、外面からチェックバンドで覆孔され当該チェックバンドを介してタンク室に連通するオリフィス孔を穿設し、当該オリフィス孔を基端とし巾及び深さが一定である溝をストロークの上限に向かって刻設する一方、前記下部室の下方のシリンダに、タンク室に連通するオリフィス孔を穿設し、当該オリフィス孔を基端とし巾及び深さが一定である溝をストロークの下限に向かって刻設し、上記オリフィス孔及び溝が前記ピストンによって覆われないストローク域では、前記伸側減衰弁又は圧側減衰弁により通常の減衰力を発生させ、上記オリフィス孔及び溝が前記ピストンによって覆われるストローク域では、上部室又は下部室からオリフィス孔の間の溝を流れる作動油の通過長を、ピストンの上昇又は下降ストロークに対応して増減させ、上記溝を流れる作動油の通路抵抗によりストロークに対応して発生する補助減衰力を、上記通常の減衰力に付加することを特徴とする油圧緩衝器の減衰力発生構造。
IPC (3件):
F16F 9/48 ,  F16F 9/32 ,  F16F 9/346
FI (3件):
F16F 9/48 ,  F16F 9/346 ,  F16F 9/32 J
Fターム (5件):
3J069AA54 ,  3J069CC05 ,  3J069CC06 ,  3J069CC10 ,  3J069EE01

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