特許
J-GLOBAL ID:200903080243062186

燃焼フラーレンから不純物を除去する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中前 富士男
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-525712
公開番号(公開出願番号):特表2005-501793
出願日: 2002年08月30日
公開日(公表日): 2005年01月20日
要約:
本発明は、PAHs及びその他の炭化水素不純物を除去することによるカーボンナノ材料、特にフラーレンの精製に関する。本発明の方法は、PAHsは実質的に可溶であるが、カーボンナノ材料は実質的に不溶である溶媒を用いて、カーボンナノ材料を含むサンプルを抽出することを含む。サンプルはより多くの不純物を除去するため1以上の溶媒で繰り返し又は連続的に抽出される。好ましい溶媒は、エタノール、ジエチルエーテル、及びアセトンを含む。また本発明は、フラーレン及びPAHsを含むサンプルから、溶媒抽出可能なフラーレンを効率よく分離する方法を提供する。前記方法において、サンプルがフラーレンとPAHsの両方が実質的に可溶である溶媒で抽出され、抽出サンプルはPAHsを除去する選択的な抽出を受ける。フラーレンとPAHsの両方が可溶である適切な溶媒はo-キシレン、トルエン、及びo-ジクロロベンゼンを含む。本発明の精製方法は1キログラム以上の燃焼煤を処理することが可能であり、様々な用途に適する純度を有するフラーレン又はフラーレン含有煤を製造することが出来る。
請求項(抜粋):
カーボンナノ材料及びPAHsを含むサンプルから多環芳香族炭化水素(PAHs)を除去する方法であって、 (a)カーボンナノ材料及びPAHsを含むサンプルと、前記カーボンナノ材料が実質的に不溶で前記PAHsが実質的に可溶である溶媒とを提供する工程と、 (b)前記溶媒で前記サンプルを連続又は複数回抽出する工程とを有し、 前記溶媒はエーテル基、アルコール基、ケトン基、アルデヒド基、ハロゲン基、ニトロ基、及びニトリル基からなるグループから選択される1以上の置換基と任意に置換されるアルカン、エーテル、アルコール、ケトン及び8個未満の炭素原子を有するアルデヒド、その混合物及び共沸混合物、及び超臨界又は超臨界に近い流体からなるグループから選択される。
IPC (3件):
C01B31/02 ,  C07C7/10 ,  C07C13/64
FI (3件):
C01B31/02 101F ,  C07C7/10 ,  C07C13/64
Fターム (13件):
4G146AA07 ,  4G146CA01 ,  4G146CA06 ,  4G146CA11 ,  4H006AA02 ,  4H006AD16 ,  4H006BB11 ,  4H006BB12 ,  4H006BB14 ,  4H006BB15 ,  4H006BB16 ,  4H006BB18 ,  4H006BB21
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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引用文献:
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