特許
J-GLOBAL ID:200903080262176451

被削性, 冷間鍛造性および疲労強度特性に優れた機械構造用鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 順三 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-191397
公開番号(公開出願番号):特開平7-041851
出願日: 1993年08月02日
公開日(公表日): 1995年02月10日
要約:
【要約】【構成】 少なくともB(0.0003 〜0.015iwt%)を含有し、低Si(<0.5wt%) にするとともに、Ni(0.1〜3.0wt%), Cu(0.1〜3.05wt%)およびCo(0.1〜3.0 wt%)のいずれか少なくとも1種を含有する鋼を、BN及びAlN 固溶温度以上に加熱してから、800 〜950 °Cに加熱して焼ならし処理をし、その後 300〜600 °Cの温度域に一時的に保持するか、またはこの保持を経ることなく直接 650〜740 °Cの温度域に昇温して5時間以上保持する焼鈍を施して、鋼中Cを黒鉛化する。【効果】 Pbを用いるまでもなく、従来のPb複合快削鋼と同等かそれ以上の被削性を有すると共に、冷間鍛造性ならびに疲労強度特性にも優れた鋼材を得ることができる。
請求項(抜粋):
C : 0.1〜1.5 wt%、 Si<0.5 wt%、Mn : 0.1〜2.0 wt%、 B : 0.0003 〜0.0150wt%、Al : 0.005〜0.1 wt%、 O≦0.0030wt%、P≦0.020 wt%、 S≦0.035 wt%、N :0.0015〜0.0150wt%、を含み、かつNi : 0.1〜3.0 wt%、 Cu :0.1 〜3.0 wt%、Co : 0.1〜3.0 wt%のうちから選んだ1種または2種以上を含有し、残部がFeと不可避的不純物からなる成分組成の鋼片を、BNおよびAlN の固溶温度以上の温度に加熱して熱間圧延を施し、次いで、300 〜600 °Cの温度領域に加熱してその温度域に15分以上保持した後、さらに、650 〜740 °Cの温度領域に加熱して5時間以上保持することを特徴とする被削性、冷間鍛造性および疲労強度特性に優れた機械構造用鋼の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/16
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平4-311546
  • 特開昭59-166620
  • 特開平3-223416

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