特許
J-GLOBAL ID:200903080268713734

セルラー無線通信装置およびTDMAセルラー無線基地局の交信区域を拡張する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-142065
公開番号(公開出願番号):特開平8-163629
出願日: 1995年06月08日
公開日(公表日): 1996年06月21日
要約:
【要約】【目的】 基地局と移動局との交信区域を拡張する無線通信システムを提供する。【構成】 GSMなどのTDMA無線通信システムは、移動局MS1..MS5と基地局BSの間の信号の送信時間をとることをできるようにするために、移動局からの送信を進ませることができる限られた期間tdを有する。これはR1までのシステムの最大距離を制約する。第1の周波数帯FIで動作している第1のトランシーバTX1/RX1と、第2の周波数帯FOで動作している第2のトランシーバTX2/RX2とを一緒に配置し、かつ受信機RX2の受信タイムスロットをtdだけ遅延させることによって、RIまでの通信のために第1の受信機を使用でき、RIとROの間での移動局の通信のために第2のトランシーバを使用できる。通話していない移動局が第2の周波数帯FOにキャンプ・オンすることを指令され、アクセス要求期間中に周波数帯FOでのアクセス要求を求めるために受信機RX1は切り替えられる。
請求項(抜粋):
隣接し、または重なり合う2つまたはそれ以上の交信区域を持つセルラー基地局と、各交信区域に組合わされた対応するTDMAトランシーバとを含むセルラー無線通信装置において、内部交信区域からの第1の入来信号を受信するように構成された第1の受信機手段及び第1の出力信号を少なくとも内部交信区域へ送信するように構成された第1の送信機手段を含む内部トランシーバと、外部交信区域からの第2の入来信号を受信するように構成された第2の受信機手段及び第2の出力信号を少なくとも外部交信区域へ送信するように構成された第2の送信機手段を有する外部トランシーバと、内部交信区域からの第3の入来信号を受信するように構成された第3の受信機手段を含む追加のトランシーバと、を少なくとも含み、第1の受信機と第3の受信機は同期されている第1の受信時間フレームおよび第3の受信時間フレームにそれぞれ従って動作し、第2の受信機は所定の遅延時間だけ第1の時間フレームおよび第3の時間フレームより遅延させられた第2の時間フレームに従って動作し、第1の受信機は第1の送信機によって送信された第1のダウンリンク周波数に関連する第1のアップリンク周波数の第1の入来信号を受信し、第2の受信機および第3の受信機は第2の送信機によって送信された第2のダウンリンク周波数に関連する第2のアップリンク周波数の第2の入来信号および第3の入来信号を受信し、各交信区域内のアイドル移動電話が第2のダウンリンク周波数にキャンプ・オンさせられることによって、アイドル移動電話からのアクセス要求が第2のアップリンク周波数で送信され、かつ、アクセス要求を送信している移動電話の場所に応じて第2の受信機または第3の受信機によって適切な時間スロットで受信されることを特徴とするセルラー無線通信装置。

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