特許
J-GLOBAL ID:200903080290017466
皿ボルトによる締結構造及びこの締結構造に用いる緩止めテーパリング、並びにテーパナットによる締結構造及びこの締結構造に用いる緩止めテーパリング
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
平田 義則
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-164573
公開番号(公開出願番号):特開2006-336809
出願日: 2005年06月03日
公開日(公表日): 2006年12月14日
要約:
【課題】 皿ボルトの結合方向への回転を許容しながら緩み方向の回転を規制させ、かつ緩止めテーパリングの共回りを防止できるようにした皿ボルトによる締結技術の提供。【解決手段】 皿ボルト1のネジ部10をザグリテーパ穴20に挿通させてベース部材3に結合させることで、被締結物2をベース部材に重合状態に締結させるようにした皿ボルトによる締結構造である。皿ボルトの頭部11に形成したテーパ面14と被締結物のザグリテーパ穴の間に介装した緩止めテーパリングに係止突部40が形成され、この係止突部40が被締結物のザグリテーパ穴に形成した係止溝21に係合している。皿ボルトの結合方向の回転時には、皿ボルトの頭部に形成した切欠溝13が緩止めテーパリングの上縁部に形成した係止爪41を乗り越えていき、緩み方向の回転時には係止爪に切欠溝が係合する。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
ネジ部の一端に形成された頭部に逆円錐台形状のテーパ面が形成された皿ボルトと、ベース部材に形成したネジ穴に符合するザグリテーパ穴が形成された被締結物とを備え、前記皿ボルトのネジ部をザグリテーパ穴に挿通させてベース部材のネジ穴に結合させることで、被締結物をベース部材に重合状態に締結させるようにした皿ボルトによる締結構造であって、
前記皿ボルトのテーパ面と被締結物のザグリテーパ穴の間に緩止めテーパリングが介装され、
この緩止めテーパリングに、被締結物のザグリテーパ穴に形成した係止溝に係合して該緩止めテーパリングを被締結物に対して回り止めさせる係止突部が形成され、
前記緩止めテーパリングの上縁部に係止爪が形成され、
前記係止爪に係合させる切欠溝が前記皿ボルトの頭部に形成され、
前記係止爪は、皿ボルトの結合方向の回転時には該係止爪を前記切欠溝が乗り越えていき、皿ボルトの緩み方向の回転時には係止爪に前記切欠溝が係合するように、緩止めテーパリングの上縁部を傾斜状に切り起こして形成されていることを特徴とした皿ボルトによる締結構造。
IPC (3件):
F16B 39/10
, F16B 39/24
, F16B 43/00
FI (3件):
F16B39/10 D
, F16B39/24 M
, F16B43/00 B
Fターム (2件):
引用特許:
出願人引用 (1件)
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裏張締結用金物
公報種別:公開公報
出願番号:特願平6-091502
出願人:栗本商事株式会社
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