特許
J-GLOBAL ID:200903080309482106

データ依存性ローテーションを用いる強化型ブロック暗号

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 秀策
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-555387
公開番号(公開出願番号):特表2002-518713
出願日: 1999年06月15日
公開日(公表日): 2002年06月25日
要約:
【要約】暗号化されるべき平文メッセージを多数のワード(例えば、レジスタA、B、CおよびDに格納された4つのワード)にセグメント化し、そして整数乗算関数(14、20)をそのワードのサブセット(例えば、レジスタBおよびDにおける2つのワードに)に適用する。そのような整数乗算を使用すると、暗号化の1回ごとに得られる拡散が大きく増加される。整数乗算関数(14、20)は、f(x)=x(ax+b)の形態の2次関数(ここでaは偶数であり、かつbは奇数である)であるか、またはより高次の多項式などの他の適切な関数であり得る。整数乗算関数の結果は、lgwビット分ローテーションされ(ここでlgは底2の対数を示し、そしてwは所定ワードのビット数である)、1組の中間結果tおよびuを生成する。別のワード(例えば、レジスタAにおけるワード)および中間結果のうちの1つ(例えば、t)の排他的論理和(18)は、他方の中間結果uによって決定される量だけローテーションされる(26)。同様に、結果uは、他方の中間結果tによって決定される量だけローテーションされる(30)。選択キーアレイの1エレメントは、これらのローテーション結果の各々に適用され(28、32)、そして次にレジスタ内容が転置される。このプロセスは、指定された回数繰り返され、暗号文メッセージを生成する。プレホワイトニング(10、12)およびポストホワイトニング(34、36)動作は、入力または出力がいずれの暗号化回についてもいずれの内部情報をも明らかにしないことを確実にするために含まれ得る。対応する復号化動作を使用して、暗号文メッセージが復号化され得る。
請求項(抜粋):
平文メッセージを暗号化する方法であって、 (a)該平文メッセージを複数のワードにセグメント化するステップと、 (b)整数乗算を該ワードのうちの少なくとも1つに適用するステップと、 (c)該適用ステップ(b)の結果に基づいた値を第1のビット数だけローテーションするステップと、 (d)該ローテーションステップ(c)の適用の結果に基づいた値を、該ワードのうちの別の1つから得られた第2のビット数だけローテーションするステップと、 (e)該ステップ(d)の結果に基づいた値に秘密キーを適用するステップと、 (f)該ステップ(b)、(c)、(d)および(e)を指定回数繰り返すステップとを含む方法。
Fターム (2件):
5J104JA03 ,  5J104NA09

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