特許
J-GLOBAL ID:200903080360728039
エンジン潤滑油温度制御装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
遠藤 善二郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-287113
公開番号(公開出願番号):特開平6-117212
出願日: 1992年10月02日
公開日(公表日): 1994年04月26日
要約:
【要約】【目的】 エンジン潤滑油温度制御装置において運転状態の変動があっても、潤滑油温度を正確に維持する制御を容易に行う。【構成】 オイル温度制御装置は、エンジンへの潤滑油供給路に並設された油温制御流路に設けられた熱交換装置Cと、熱交換装置を冷却・加熱するように制御装置10で制御されるパワーユニット6とを備え、制御装置は、ファジィ推論を行い熱交換装置の出口油温THset を設定する演算処理部12を備えている。演算処理部では、THset とオイルホールの設定油温Tset との偏差ΔTH1 を運転状態の変動に基づいて比例制御型のファジィ推論を適用して求められると共に、オイルホールの検出油温とTset との偏差に起因するTHset ・Tset 間の差値の偏差ΔTH2 を積分制御型のファジィ推論を適用して求められ、THset は、Tset +ΔTH1 +ΔTH2 により算出設定され、パワーユニットがTHset を目標値としてループ制御される。
請求項(抜粋):
エンジンテストベンチ等の試験装置上での被試験エンジンへの潤滑油供給路から並列的に分岐した油温制御流路に直列に設けられたポンプ、クーラ及びヒータを備えた熱交換装置と、クーラ及びヒータを冷却及び加熱するパワーユニットと、パワーユニットを制御する制御装置と、エンジンのオイルホール、クーラの出口及びヒータの出口に設けられた温度センサとから構成され、制御装置は、油温設定部、ファジィ推論部及びマイナーループ制御部から成る演算処理部を備え、油温設定部は、被試験エンジンについてメインオイルホールにおける所定の設定油温Tset 並びにその設定油温において実質的にバランスするエンジンの回転数及び負荷トルクが各基準点として入力され、それを記憶し、エンジンテストベンチで検出される運転時のエンジン回転数及び負荷トルクが入力されると共に、オイルホール、クーラ出口及びヒータ出口において各温度センサで検出された各油温が入力され、検出エンジン回転数及び検出負荷トルクが基準回転数及び基準負荷トルクと比較されて、基準回転数偏差及び基準トルク偏差がもとめられ、ファジィ推論部は、油温設定部からのデータを受けてエンジンのメインオイルホールにおける設定油温とオイルヒータにおける設定油温との偏差ΔTH1 を位置型(比例制御型)のファジィ推論を適用して求めると共に、エンジンのメインオイルホールにおける検出油温の設定油温からの偏差に起因するメインオイルホールにおける設定油温とオイルヒータにおける設定油温との設定温度差値の偏差ΔTH2 を速度型(積分制御型)のファジィ推論を適用して求めるようになっており、ヒータ出口における設定油温THset は、THset =Tset+ΔTH1 +ΔTH2 により算出され、ヒータ出口における設定油温THset より数度低い温度がクーラ出口における設定油温TCset とされるようになっており、マイナーループ制御部は、クーラ出口及びヒータ出口の検出油温が入力され、設定油温THset 及び設定油温TCset を目標値として、パワーユニットをループ制御するようになっているエンジン潤滑油温度制御装置。
IPC (2件):
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