特許
J-GLOBAL ID:200903080385977548

波長分散測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-140561
公開番号(公開出願番号):特開平8-005515
出願日: 1994年06月22日
公開日(公表日): 1996年01月12日
要約:
【要約】【目的】 OTDRにより光ファイバ中の波長分散の位置依存性を測定できる波長分散測定装置を提供する。【構成】 光強度変調手段9により、光信号を被測定光ファイバ12の長さと所要距離分解能に応じた周期とデューティ比のパルス信号とし、デジタル信号処理回路18において、光伝送路の中途で後方レイリー散乱によって反射する成分を観測することにより反射点までの総波長分散量の測定が行われる。こうして得られた波長分散値は、被測定光ファイバ12の接続端子11から反射点までの総波長分散量の2倍となることから、波長分散の位置依存性は、この値の1/2を距離に関して微分することにより得られる。このように、従来のOTDRによる伝送路の損失分布の測定において、反射光の強度を測定する代わりに、反射光信号のスペクトラムの平均光信号強度に対する相対的な強度を測定している。
請求項(抜粋):
光伝送路の波長分散の位置依存性を測定する波長分散測定装置であって、コヒーレントな光信号を出力する光源と、該光源から出力された光信号を分岐する光分岐手段と、該光分岐手段の一方の出力光信号の波長を測定する波長測定手段と、所定の電気信号を発生する信号源と、前記光分岐手段の他方の出力光信号の位相を前記信号源で発生された電気信号に応じて変調する光位相変調手段と、前記信号源で発生された電気信号の振幅を可変制御する可変減衰回路と、該可変減衰回路の出力電気信号の極性を可変制御する極性反転回路と、前記光位相変調手段の出力光信号を前記極性反転回路の出力電気信号に応じて光強度変調する第1の光強度変調手段と、所定のパルス信号を発生するパルス信号源と、前記第1の光強度変調手段の出力光信号を前記パルス信号源で発生されたパルス信号に応じて光強度変調する第2の光強度変調手段と、前記光伝送路の一端に接続され、前記第2の光強度変調手段の出力光信号を前記光伝送路へ入射し、前記光伝送路からの反射光信号を出力する方向性結合回路と、前記反射光信号を電気信号に変換する光電変換器と、該光電変換器の出力電気信号を増幅する増幅回路と、該増幅回路の出力電気信号のスペクトラム強度を測定するスペクトラム強度測定手段と、該スペクトラム強度測定手段に接続されたアナログデジタル変換回路と、該アナログデジタル変換回路に接続されたデジタル信号処理回路とを具備することを特徴とする波長分散測定装置。

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