特許
J-GLOBAL ID:200903080399251868

ヘリコプタのダクト付熱可塑性複合材料製回転翼用羽根とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-347672
公開番号(公開出願番号):特開平6-219393
出願日: 1993年12月24日
公開日(公表日): 1994年08月09日
要約:
【要約】【目的】 信頼性が高く、量産に適し、製造と運転コストが軽減された交換可能な回転翼用羽根の提供。【構成】 羽根が外殻の外皮の下面6aと上面6bを有し、その前部9と後部10を充填するボディとそのスパー7は同じ熱可塑性マトリックス好ましくはポリエーテルエチルエーテルケトン(PEEK)を有し、好ましくは炭素繊維で強化されている合成材でつくられている。スパー7は同じ熱可塑性のループ状または層状のリンクアタッチメントと一体の根元部によって外殻外方に延びている。本発明による方法は、充填ボディ9、10を鋳造する短い強化繊維とともに液化した熱可塑合成物を圧力の許で噴射することにより、予め形成された部材片の形でこれらの要素を製造した後にスパー7を外皮6a、6bと組立てることから成る。
請求項(抜粋):
基本的には複合材から作られている、回転翼航空機の回転翼用羽根(1、31)であって、以下の構成要素、すなわち、空気力学的輪郭をなし、羽根(1、31)のスパンに沿って縦に延びている、複合材の剛性の外殻(6、36)であって、その縦方向の一方の先端は、回転翼のハブに向って折り返しており、また、この先端には羽根(1、31)の付け根(4、34)があり、しかも、前期外殻(6、36)は、硬質合成樹脂製の母材によって凝集された少なくとも一層の強化繊維を含んでいる外殻(6、36)と、その少なくとも一部は、硬質合成樹脂製の母材によって凝集された連続的でかつ単方向性強化繊維の長い合成材棒の少なくとも1つからなり、ほぼ縦方向に外殻内に収められている、少なくとも1つの桁(7、37)と、外殻(6、36)の内側に、外殻(6、36)と少なくとも1つの桁との間に配置されている、少なくとも1つの複合材充填材であって、さらに硬質合成樹脂製の母材によって凝集された強化繊維も含まれる、少なくとも1つの複合材充填体よりなる回転翼航空機の回転翼用羽根において、外殻(6、36)、各充填体(9、10、40)、および各桁(7、37)の各棒の母体の樹脂が熱可塑性樹脂からなっており、それら樹脂が組み合わされ、外殻(6、36)と、外殻の中に収容されている各桁の各部分(7、37)と、充填体(9、10;40)との間に凝集されていることを特徴とする回転翼航空機の回転翼用羽根。

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