特許
J-GLOBAL ID:200903080407491652
トンネル合流部の施工方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
柳田 良徳 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-086988
公開番号(公開出願番号):特開平10-280862
出願日: 1997年04月04日
公開日(公表日): 1998年10月20日
要約:
【要約】【課題】 トンネル合流部の有効な施工方法を提供する。【解決手段】 既設トンネル1に新設トンネル2を合流させるに当たり、合流区間の開始領域LSで新設トンネル2の上半を掘削し、その掘削面に一次吹付けコンクリートを吹付け、本設の鋼製支保工20を建込み、二次吹付けコンクリートを吹付けて支保構造体を構築する。その際、既設トンネル側の未掘削域Mの掘削面を安定化処理し、鋼製支保工の端部を仮支持する。未掘削域を新設トンネル2側から切り上がり掘削し、掘削面に一次吹付けコンクリートを吹付け、既設トンネルの覆工コンクリートを解体・撤去する。新設側鋼製支保工の端部の当たる周辺地山を改良強化し、鋼製支保工を建込み、二次吹付けコンクリートを吹付けて、本設支保構造体を完成する。開始領域の全体の切り拡げを行った後、開始領域以降の領域について開始領域側から所定ピッチずつ合流区間の終端まで施工する。
請求項(抜粋):
既設トンネルの側部に新設トンネルを斜めに合流させる場合の施工方法であって、次の(a)〜(f)の手順で施工することを特徴とするトンネル合流部の施工方法。(a)新設トンネルが既設トンネルに合流する区間の手前まで新設トンネルを掘進した後、前記合流区間の開始領域で、所定ピッチずつ、新設トンネルの上半を掘削すると共に、その掘削面に本設の鋼製支保工を建込む。その際、既設トンネル側の未掘削域の掘削面を安定化処理すると共に、鋼製支保工の端部を仮支持する。(b)前記(a)の掘削が終了したら、開始領域における新設トンネルと既設トンネル間の未掘削域を新設トンネル側から切り上がり掘削し、掘削面に一次吹付けコンクリートを吹付けた後、既設トンネルの覆工コンクリートを解体・撤去する。また、新設側鋼製支保工の端部の当たる周辺地山を改良強化し、前記(a)の鋼製支保工に延長して鋼製支保工を建込み、二次吹付けコンクリートを吹付けて、本設支保構造体を完成する。(c)前記(b)の作業を所定ピッチずつトンネル進行方向に進めることで、合流区間の開始領域の全体の切り拡げを行う。(d)前記(c)の作業が終了したら、前記開始領域以降の領域について、開始領域側から、所定ピッチずつ合流区間の終端まで施工する。この段階では、既設トンネル側の上半を含めて、新設トンネルの上半を掘削し、掘削面に一次吹付けコンクリートを吹付けた後、既設トンネルの覆工コンクリートを解体・撤去する。また、新設側鋼製支保工の端部の当たる周辺地山を改良強化し、鋼製支保工を建込み、二次吹付けコンクリートを吹付けて本設支保構造体を完成する。(e)前記(d)の作業が終了したら、合流区間の全域について、トンネル進行方向に所定ピッチずつ、トンネル下半掘削を行い、鋼製支保工を建込み、吹付けコンクリートを吹付けて、本設支保構造体を完成する。(f)前記(e)の作業が終了したら、合流区間全域について、全断面スライドセントルを利用して変断面覆工コンクリートを打設する。
IPC (4件):
E21D 9/00
, E21D 11/10
, E21D 11/12
, E21D 21/00
FI (4件):
E21D 9/00 B
, E21D 11/10 D
, E21D 11/12
, E21D 21/00
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