特許
J-GLOBAL ID:200903080408424606

スペクトラム拡散通信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川久保 新一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-332715
公開番号(公開出願番号):特開平8-167864
出願日: 1994年12月13日
公開日(公表日): 1996年06月25日
要約:
【要約】【目的】 回路規模を小さくすることができるスペクトラム拡散通信装置を提供することを目的とする。【構成】 同期専用の拡散符号チャネルを用意し、このチャネルのみに全チャネルに共通の符号位相同期およびクロック同期を行うSAWコンボルバを用いた同期回路を設けることで、高速同期回路の小型化を実現し、他のデータ用のチャネルのそれぞれに同期回路を設ける必要をなくす。また、同期専用チャネルを逆拡散することにより搬送波を再生し、この再生搬送波を用いて受信信号を直接ベースバンド信号に変換し、このベースバンド信号をディジタル信号処理で復調することにより、復調部をLSI化に適した回路構成とする。
請求項(抜粋):
伝送路からの信号を受信するアンテナ手段と、該アンテナ手段の出力を適当にフィルタリングして増幅し所定の周波数帯信号に変調する変調手段と、該変調手段の出力から該出力に含まれる送信側の拡散符号のクロックおよび符号位相同期信号を抽出する同期手段と、送信装置の拡散符号発生手段と同一の複数の拡散符号系列を発生して上記同期手段の出力であるクロック信号および符号位相同期信号によって駆動される拡散符号発生手段と、上記所定の周波数帯信号に変換する変換手段の出力と上記拡散符号発生手段の出力である同期専用拡散符号系列とを用いて搬送波信号を再生するキャリア再生手段と、上記所定の周波数帯信号に変換する変換手段の出力と上記キャリア再生手段の出力である再生搬送波とからベースバンド信号を再生する手段と、該ベースバンド信号をディジタル信号列に変換する手段と、該ディジタル信号列と上記拡散符号発生手段の出力であるn個のデータ用拡散符号系列と上記同期手段の出力であるクロック信号および符号位相同期信号を用いて相関演算を行う手段と、該相関演算を行う手段の出力である相関値を拡散符号周期毎に判定してnシンボルのデータを復調する復調手段とを有し、上記同期手段が、受信信号もしくは受信中間周波信号を一方の入力とし、参照用拡散符号によって変調された参照信号を他方の入力とし、これら2つの入力信号の中心周波数の2倍の周波数を中心周波数とする信号成分を出力する相関手段と、この相関出力よりピーク成分を抽出し、このピーク成分から、送信された拡散符号の周期の開始点を抽出して符号同期信号として出力する手段と、上記ピーク成分より送信された拡散符号の符号クロックを抽出して再生クロック信号として出力する手段とを有することを特徴とするスペクトラム拡散通信装置。

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