特許
J-GLOBAL ID:200903080408745070

カラオケ装置、プログラム及び記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 足立 勉 ,  武藤 勝典
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-300406
公開番号(公開出願番号):特開2004-138634
出願日: 2002年10月15日
公開日(公表日): 2004年05月13日
要約:
【課題】一般的に上手なテクニックであると考えられるビブラートやこぶしにも対応して、カラオケ歌唱力を適正に評価した採点をする。【解決手段】ビブラートやこぶしのような特殊歌唱方法を使った場合の歌唱音声の音高データD1は、基準音高を中心として高低方向にほぼ周期的に変化する。そのため、音高データD1から採点基準データD2を減算した値の絶対値D3の平均値D31はそれなりに大きな値となるが、D1-D2の平均値D41の絶対値D42は採点基準データD2に近くなる。一方、特殊歌唱方法を用いないのに基準音高を外して歌唱しているいわゆる「下手な」場合について同様の検証をすると、いずれの値D31,D42も(ほぼ)等しくなる。したがって、これらの差分D31-D42は、両者で明らかに異なる値を示すため、両者を区別するための判定値を用いれば、特殊歌唱方法の使用の有無が判定できる。【選択図】図4
請求項(抜粋):
カラオケ曲を演奏するためのカラオケ演奏データ及びそのカラオケ曲の歌唱旋律の音高データを含む採点基準データを記憶する曲データ記憶手段と、 指定されたカラオケ曲のカラオケ演奏データを前記曲データ記憶手段から読み出してカラオケ演奏を行なうカラオケ演奏手段と、 カラオケ歌唱の音声信号を入力するための音声信号入力手段と、 前記音声信号入力手段を介して入力された音声信号をサンプリングしてカラオケ歌唱の音高データを抽出する音高抽出手段と、 前記カラオケ演奏手段によるカラオケ演奏と同期してその演奏曲に対応する前記採点基準データを前記曲データ記憶手段から読み出し、その読み出した採点基準データと前記音高抽出手段によって抽出した音高データとに基づいて採点する採点手段と、 を備えるカラオケ装置であって、 前記採点手段は、 所定期間中に前記音高抽出手段によって抽出された複数の音高データと、前記曲データ記憶手段から読み出した採点基準データ中における対応する音高データとの差の絶対値をそれぞれ算出し、さらにそれら絶対値の平均値を求める第1の音高差算出手段と、 所定期間中に前記音高抽出手段によって抽出された複数の音高データと、前記曲データ記憶手段から読み出した採点基準データ中における対応する音高データとの差の平均値の絶対値を算出する第2の音高差算出手段と、 前記第1の音高差算出手段によって算出した音高差と前記第2の音高差算出手段によって算出した音高差との差分が、ビブラート又はこぶしを用いた特殊歌唱方法以外の歌唱方法では取り得ない判定値よりも大きい場合に、前記ビブラート又はこぶしを用いた特殊歌唱方法であると判定する特殊歌唱方法判定手段と、 を有し、前記特殊歌唱方法判定手段によってビブラート又はこぶしを用いた特殊歌唱方法であると判定された場合は、前記第2の音高差算出手段によって算出された音高差を用いて採点を行うこと を特徴とするカラオケ装置。
IPC (1件):
G10K15/04
FI (1件):
G10K15/04 302D
Fターム (1件):
5D108BF04
引用特許:
審査官引用 (3件)

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