特許
J-GLOBAL ID:200903080427713929

ニッケル水素2次電池からの有効金属回収法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 酒井 一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-039387
公開番号(公開出願番号):特開平6-340930
出願日: 1994年03月10日
公開日(公表日): 1994年12月13日
要約:
【要約】【構成】ニッケル水素2次電池を破砕し、アルカリ分、有機物質、鉄分を分離した後、(a)焼成する工程、(b)鉱酸に溶解後、希土類金属イオン及びニッケルイオンを沈澱、濾過、焼成する工程、(c)鉱酸に溶解後、希土類金属イオンをフッ化物として沈澱、濾過、焼成してフッ化希土類金属を得、一方残液からニッケルイオンを沈澱、濾過、焼成して酸化ニッケルを得る工程の前記(a)〜(c)のいずれか1工程、(a)及び(c)、(b)及び(c)又は(a)〜(c)の全てによって得られる焼成物を、溶融塩電解法により処理するニッケル水素2次電池からの有効金属回収法。【効果】前記回収法では、ニッケル水素2次電池から有効金属を効率良く回収することができるので、有効な電極材料のリサイクルが可能となり、しかも通常の化学的処理方法を利用した分離、精製、精錬に比して安価に、且つ大量に回収することができる。
請求項(抜粋):
ニッケル水素2次電池を破砕し、アルカリ分を除去した後、湿式比重分別法により有機物質を分離する工程と、鉄分を分離する工程とを行なった後、(a)少なくとも前記アルカリ分、有機物質及び鉄分を分離した成分を焼成する工程、(b)少なくとも前記アルカリ分、有機物質及び鉄分を分離した成分を鉱酸に溶解後、希土類金属イオン及びニッケルイオンを沈澱させ、該沈澱物を濾過、焼成する工程、(c)少なくとも前記アルカリ分、有機物質及び鉄分を分離した成分を鉱酸に溶解後、希土類金属イオンをフッ化物として沈澱させ、得られる沈澱物を濾過、焼成してフッ化希土類金属を得、一方前記沈澱物を濾過した残液からニッケルイオンを沈澱させ、該沈澱物を濾過、焼成し、酸化ニッケルを得る工程、の前記(a)〜(c)工程のいずれか1工程、(a)工程及び(c)工程の組合せ、(b)工程及び(c)工程の組合せ、または(a)〜(c)工程の全ての工程によって得られる焼成物を、電解法溶融塩浴を用いる溶融塩電解法により処理することを特徴とするニッケル水素2次電池からの有効金属回収法。
IPC (2件):
C22B 7/00 ,  H01M 10/54

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