特許
J-GLOBAL ID:200903080483120078

車両用液圧ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-189486
公開番号(公開出願番号):特開平9-039764
出願日: 1995年07月25日
公開日(公表日): 1997年02月10日
要約:
【要約】【課題】 小型の液圧ポンプにより車輪ブレーキの液圧の上昇速度を十分にする。【解決手段】 マスタシリンダ12の両圧力発生室12a,12bとマスタシリンダリザーバ12cとを接続する通路62に電動機駆動の低液圧ポンプ62を介挿する。車両駆動時に駆動車輪のスリップが過剰気味となったときには電磁切換弁59,61を作動させて電動機駆動の液圧ポンプ21,41の吸入通路を圧力発生室12a,12bにそれぞれ接続し、これら液圧ポンプを駆動するとともに低液圧ポンプ62を駆動し、液圧ポンプ21,41の吸入通路の圧力を大気圧よりも高く上昇させ、液圧ポンプ21,41の吐出液を駆動車輪ブレーキに供給して液圧を上昇させる。
請求項(抜粋):
第1圧力発生室および第2圧力発生室を有したタンデムマスタシリンダと、ブレーキ操作時に前記第1圧力発生室および前記第2圧力発生室からそれぞれブレーキ液を供給され液圧を付与される第1車輪ブレーキおよび第2車輪ブレーキと、前記第1圧力発生室から前記第1車輪ブレーキに付与される液圧を制御するための第1液圧制御弁と、前記第1車輪ブレーキ内から前記第1液圧制御弁により排出されるブレーキ液を一時的に蓄える第1低背圧リザーバと、この第1低背圧リザーバ内のブレーキ液を前記第1圧力発生室と前記第1車輪ブレーキとを接続する第1液圧路に還流させる第1液圧ポンプと、通常は前記第1液圧ポンプの吸入路を前記第1圧力発生室から遮断しているが作動時には前記第1液圧ポンプの吸入路を前記第1圧力発生室に連通する第1切換弁と、前記第2圧力発生室から前記第2車輪ブレーキに付与される液圧を制御するための第2液圧制御弁と、前記第2車輪ブレーキ内から前記第2液圧制御弁により排出されるブレーキ液を一時的に蓄える第2低背圧リザーバと、この第2低背圧リザーバ内のブレーキ液を前記第2圧力発生室と前記第2車輪ブレーキとを接続する第2液圧路に還流させる第2液圧ポンプと、通常は前記第2液圧ポンプの吸入路を前記第2圧力発生室から遮断しているが作動時には前記第2液圧ポンプの吸入路を前記第2圧力発生室に連通する第2切換弁と、通常は前記第1圧力発生室および前記第2圧力発生室をマスタシリンダリザーバに連通するが作動時にはマスタシリンダリザーバ内のブレーキ液を前記第1圧力発生室および前記第2圧力発生室に供給する低液圧ポンプと、非ブレーキ操作時において所定のセンサからの信号に基づき前記第1切換弁、前記第2切換弁、前記第1液圧制御弁、前記第2液圧制御弁、前記第1液圧ポンプ、前記第2液圧ポンプおよび前記低液圧ポンプを作動させて前記両車輪ブレーキに液圧を付与する制御手段とを備えた車両用液圧ブレーキ装置。

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