特許
J-GLOBAL ID:200903080487631824
分離媒質の置換手段を有する電気泳動システム
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
松永 宣行
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-510326
公開番号(公開出願番号):特表平11-511555
出願日: 1996年08月12日
公開日(公表日): 1999年10月05日
要約:
【要約】1または2以上のマニホルドおよび弁を介して1または2以上の毛管に新しいゲルを送るために用いられる、ステッパーモータで作動されるゲルポンプである。弁を制御することにより、ポンプにより吐出された新しいゲルが自動ゲル置換システムの毛管内の古いゲルと置き換わる。複数の弁の設定を異なるものにすると、毛管への新しいゲルの分配に先立ち、マニホルドの古いゲルが一掃される。ゲル分配システムは、また、電気泳動システムと組み合わされ、その結果、ゲルが置き換えられるとき、ゲルの注入に十分な高い圧力に耐え得るシールの接続が破壊されることはほとんどない。マニホルド/反射鏡組立体は、電気泳動およびゲル置換のための電気回路に役立つシステムの利用に有利である。
請求項(抜粋):
1 粘性分離媒質を1または2以上の毛管に分配するための装置であって、 粘性分離媒質を1または2以上の毛管に供給するための導管手段と、 新しい粘性分離媒質を分配するポンプと、 前記ポンプによる前記新しい粘性分離媒質の分配を制御するための弁手段であって、前記弁手段の第1の設定において、前記新しい粘性分離媒質の分配が前記導管手段から古い粘性分離媒質を取り除き、また、前記弁手段の第2の設定において、前記新しい粘性分離媒質の分配が前記1または2以上の毛管から古い粘性分離媒質を取り除き、前記1または2以上の毛管に新しい粘性分離媒質を分配する、弁手段とを含む、分配装置。2 前記導管手段が複数のチャンバを含み、各チャンバが、対応する毛管に接続されている、請求項1に記載の装置。3 さらに、前記導管手段から前記古い粘性分離媒質を処理するための出口手段を含む、請求項2に記載の装置。4 さらに、前記弁手段を介して、前記出口手段を導管手段に接続する分配管路であって、前記弁手段が前記第1の設定状態にあるとき、前記管路が前記出口手段に接続され、前記ポンプによる新しい粘性分離媒質の分配が、前記出口手段を介して処理のための前記導管手段に前記古い粘性分離媒質を移し、前記弁手段が前記第2の設定状態にあるとき、前記管路が前記出口手段から分離され、前記ポンプによる新しい粘性分離媒質の分配が前記1または2以上の毛管内の古い粘性分離媒質を移す、分配管路を含む、請求項3に記載の装置。5 さらに、前記導管手段内の圧力が開放されるときに前記導管手段から前記ポンプを分離する背圧調整器を含む、請求項1に記載の装置。6 さらに、前記ポンプにより前記1または2以上の毛管に分配される粘性分離媒質の量を制御しかつ監視するためのステッパモータを含む、請求項1に記載の装置。7 さらに、予め定められた量の粘性分離媒質が前記複数の毛管に分配されるとき、前記導管手段内の圧力を感知するための圧力センサを含む、請求項6に記載の装置。8 粘性分離媒質を1または2以上の毛管に供給するための導管手段を用いる前記1または2以上の毛管に粘性分離媒質を分配する方法であって、 (a)前記導管手段内の古い粘性分離媒質を移し替えるために新しい粘性分離媒質を分配すること、 (b)前記導管手段を介して、新しい粘性分離媒質を前記1または2以上の毛管に分配することを含む、分配方法。9 前記工程(b)が、前記1または2以上の毛管にその内部にある古い粘性分離媒質を実質的に完全に移し替えるために十分な新しい粘性分離媒質を分配することを含む、請求項8に記載の方法。10 さらに、工程(b)の間に前記導管手段内の圧力を感知することを含む、請求項8に記載の方法。11 さらに、工程(b)の後、前記導管手段と前記1または2以上の毛管を開放することを含む、請求項8に記載の方法。12 電気泳動分離装置であって、 媒質の導管手段と、 入口および出口を有する少なくとも1つの分離用の毛管と、 前記媒質導管手段に少なくとも1つの前記毛管の出口を接続する手段であって、前記少なくとも1つの毛管内の古い粘性分離媒質を移し替えるために粘性分離媒質が前記媒質導管手段から前記少なくとも1つの毛管に注入可能であり、また、前記少なくとも1つの毛管の入口から前記媒質導管手段にわたる電位の付与が前記少なくとも1つの毛管内の試料に電気泳動分離を生じさせる、接続手段とを含む、電気泳動分離装置。13 前記媒質導管手段が媒質の入口手段と媒質の出口手段とを有し、前記制御手段が前記少なくとも1つの毛管の出口を前記媒質入口手段または前記媒質出口手段に選択的に接続し、前記少なくとも1つの毛管の出口が前記媒質入口手段に接続されるとき、前記少なくとも1つの毛管内の古い粘性分離媒質を移し替えるために前記媒質入口手段から前記少なくとも1つの毛管に粘性分離媒質を注入可能であり、また、前記少なくとも1つの毛管の出口が前記媒質出口手段に接続されるとき、前記少なくとも1つの毛管の入口と前記媒質出口手段とにわたる電位の付与が前記少なくとも1つの毛管内の試料に電気泳動分離を生じさせる、請求項12に記載の装置。14 前記制御手段が1または2以上の弁および導管を含む、請求項13に記載の装置。15 さらに、前記少なくとも1つの毛管の出口と連通するチャンバを含み、前記制御手段が、前記媒質入口手段と前記チャンバとの間に接続された第1の弁と、前記媒質出口手段と前記チャンバとの間に接続された第2の弁とを含む、請求項14に記載の装置。16 前記チャンバが前記少なくとも1つの毛管の出口を覆い、前記チャンバに粘性分離媒質が注入されるとき、前記チャンバから気泡が実質的に除去される、請求項15に記載の装置。17 さらに、前記少なくとも1つの毛管の入口と前記媒質導管手段とにわたって電位を付与するための手段を含む、請求項12に記載の装置。18 前記付与手段が1または2以上の緩衝溶液を含む、請求項17に記載の装置。19 前記付与手段が導電性の取付具または電極を含む、請求項17に記載の装置。20 前記導電性の取付具または電極が、前記少なくとも1つの毛管の入口と前記媒質導管手段とにわたって電位を付与するために前記媒質出口手段に接続可能である、請求項19に記載の装置。21 前記制御手段がロータリ弁を含む、請求項12に記載の装置。22 さらに、粘性分離媒質を注入するための手段と、前記ポンプを前記媒質導管手段に接続するための手段とを含む、請求項12に記載の装置。23 さらに、前記1または2以上の毛管内の圧力が開放されるときに前記接続手段から前記ポンプを分離する背圧調整器を含む、請求項22に記載の装置。24 前記ポンプにより前記媒質導管手段に分配される粘性分離媒質の量を制御するためのステッパモータを含む、請求項22に記載の装置。25 さらに、予め定められた量の粘性分離媒質が前記ポンプにより前記1または2以上の毛管に分配されるとき、前記接続手段内の圧力を感知するための圧力センサを含む、請求項22に記載の装置。26 電気泳動分離の方法であって、 出口を有する少なくとも1つの分離用毛管内に大気圧より高い予め定められた圧力を維持するため、前記毛管の出口を媒質導管手段にこれらの間に密封された接続を形成するために密封状態に接続すること、 もし前記少なくとも1つの毛管内にあれば、前記媒質導管手段により、古い粘性分離媒質を前記少なくとも1つの毛管から除去するために前記少なくとも1つの毛管に粘性分離媒質を注すること、および 前記少なくとも1つの毛管内に存在する試料を分離するために前記少なくとも1つの毛管内に電場を付与することを含み、前記注入工程および前記付与工程は前記密封された接続を破壊することなく行われる、電気泳動分離方法。27 前記媒質導管手段が媒質の入口手段と媒質の出口手段とを含み、また、接続工程が、媒質入口手段および媒質出口手段への出口を有する少なくとも1つの分離毛管の出口を、前記出口と粘性分離媒質の入口手段および出口手段との間に密封された接続を形成するために密封状態に接続することを含み、これにより、大気圧より高い予め定められた圧力が前記少なくとも1つの毛管内に維持され、ここにおいて、前記注入工程が、もし前記少なくとも1つの毛管内にあれば、前記媒質入口手段により、古い粘性分離媒質を前記少なくとも1つの毛管から除去するために前記少なくとも1つの毛管に粘性分離媒質を注入する、請求項26に記載の方法。28 さらに、前記密封された接続を破壊することなく前記注入工程および前記付与工程を繰り返す、請求項26に記載の方法。29 前記接続工程は、400psi以上に耐え得る密封された接続を形成する、請求項26に記載の方法。30 電気泳動装置に使用される装置であって、少なくとも1つの毛管の端部を覆うためのチャンバを規定するハウジングと、前記少なくとも1つの毛管を通すための前記チャンバに連なる第1の導管と、電極手段を通し、また、もし前記少なくとも1つの毛管内にあれば、古い粘性分離媒質を移し替えるために前記チャンバに粘性分離媒質を注入するための少なくとも1つの追加の導管とを含む、装置。31 前記追加の導管は第2の導管と第3の導管とを含み、前記第2の導管が前記電極手段を通し、また前記第3の導管が、もし前記少なくとも1つの毛管内にあれば、古い粘性分離媒質を移し替えるために前記チャンバに粘性分離媒質を注入するためにある、請求項30に記載の装置。32 さらに、もし前記第2の導管を介して前記チャンバ内にあれば、粘性分離媒質に電気的に接触するように適合された電極手段を含む、請求項31に記載の装置。33 前記粘性分離媒質が前記第3の導管内に注入されるとき、前記第2の導管が、前記チャンバから古い粘性分離媒質を除去するための廃棄粘性分離媒質の出口としても機能し、また、前記装置が、さらに、粘性分離媒質が前記第3の導管に注入されないときに前記第2の導管を閉鎖するための手段を含む、請求項31に記載の装置。34 前記閉鎖手段が導電性を有する通路を含み、これにより、前記通路と前記少なくとも1つの毛管内の粘性分離媒体との間に付与される電位が前記毛管内の試料の分離を生じさせる、請求項30に記載の装置。35 前記閉鎖手段が電極手段を含む、請求項34に記載の装置。36 前記電極手段がその内部に廃棄処理通路を有し、前記閉鎖手段が前記廃棄処理通路に接続され該通路を制御する弁手段を含む、請求項35に記載の装置。37 さらに、前記少なくとも1つの毛管からの光を集めるための光反射鏡を含む、請求項30に記載の装置。38 前記ハウジングが前記光反射鏡を保持するための保持手段を有し、前記保持手段が前記少なくとも1つの毛管を所定の位置に固定する、請求項37に記載の装置。39 電気泳動分離の方法であって、 少なくとも1つの毛管の端部を覆うためのチャンバを規定するハウジングと、前記少なくとも1つの毛管を通すための前記チャンバに連なる第1の導管と、電極手段を通し、また、もし前記少なくとも1つの毛管内にあれば、古い粘性分離媒質を移し替えるために前記チャンバに粘性分離媒質を注入するための少なくとも1つの追加の導管とを準備すること、 もしあれば、前記少なくとも1つの追加の導管により、前記チャンバおよび前記少なくとも1つの毛管から古い粘性分離媒質を除去すべく前記チャンバおよび前記少なくとも1つの毛管をきれいにするために前記チャンバに粘性分離媒質を注入すること 前記少なくとも1つの追加の導管に電極手段を接続すること、および 前記少なくとも1つの毛管内の試料の分離を生じさせるために前記電極手段と前記少なくとも1つの毛管内の粘性分離媒質との間に電位を付与することを含む、電気泳動分離方法。40 前記ハウジングの前記少なくとも1つの追加の導管は、電極手段を通すための第2の導管と、もし前記少なくとも1つの毛管内にあれば、古い粘性分離媒質を移し替えるために前記チャンバに粘性分離媒質を注入するための第3の導管とを含み、 ここにおいて、前記注入工程が、前記第2の導管が閉鎖されていないときに前記チャンバに先ず粘性分離媒質を注入する工程を含み、 前記注入工程が、さらに、閉鎖工程後、もしあれば、古い粘性分離媒質を前記少なくとも1つの毛管から除去するために前記チャンバと前記少なくとも1つの毛管とに粘性分離媒質を注入することを含む、請求高39に記載の方法。41 さらに、前記チャンバ内の圧力を開放するため、前記付与工程後、前記第2の導管を閉鎖しない工程を含む、請求項40に記載の方法。42 前記電極手段がその内部に廃棄処理通路を有し、また、前記閉鎖工程が、弁を用いて前記廃棄処理通路を制御することを含む、請求項40に記載の方法。
FI (3件):
G01N 27/26 315 K
, G01N 27/26 315 E
, G01N 27/26 315 Z
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