特許
J-GLOBAL ID:200903080539144900

データ処理システムのコヒーレンス手段

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 頓宮 孝一 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-029537
公開番号(公開出願番号):特開平5-061770
出願日: 1992年02月17日
公開日(公表日): 1993年03月12日
要約:
【要約】【目的】多重プロセッサ・システムにおいて、プロセッサ専用キャッシュがデータ・コヒーレンスを制御するためのコヒーレンス・デイレクトリ及びその動作方法を提供すること。【構成】コヒーレンス・デイレクトリは、システム内のデータ・コヒーレンスを効率的に取得するためのプロセッサ・キャッシュの間のデータユニットの所要の相互無効化を含む、プロセッサ・キャッシュ内のデータユニットに対する排他的所有権及び共有所有権を割当てるための相互無効化(XI)制御を提供する。コヒーレンス・デイレクトリは、共有又は専用の第2のレベル(L2)のキャッシュの有無とは無関係に多重プロセッサ・システムで使用できる。システム・アクセス時間を改善するために共有L2キャッシュを用いると、コヒーレンス・デイレクトリは共有L2キャッシュの第2のレベルのデイレクトリとして用いることもでき、L2デイレクトリは追加する必要がなくなる。
請求項(抜粋):
データ処理システムのコヒーレンス手段であって、複数のエントリを有し、前記エントリの各々はCPU専用キャッシュ内のデータを支援する共有補助メモリ中の関連したデータユニットを見つけるためのアドレス表示を有し、更に前記エントリの各々は前記関連したデータユニットに書込む排他的権限を有する前記システム内のCPUの1つを識別する手段を有する、複数のCPUキャッシュの要求を受取るコヒーレンス(XI)デイレクトリ、及び前記関連したデータユニットの排他的所有権を変更する要求が前記コヒーレンス・デイレクトリに出されると、相互無効化(XI)信号を、前記コヒーレンス・デイレクトリ内のアクセスされたエントリで識別されたCPUに供給し、前記関連したデータユニットの前記CPUによる前記所有権を終了させる手段を備えるデータ処理システムのコヒーレンス手段。

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