特許
J-GLOBAL ID:200903080540180201

波長変換装置および波長変換方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大垣 孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-189396
公開番号(公開出願番号):特開平9-033962
出願日: 1995年07月25日
公開日(公表日): 1997年02月07日
要約:
【要約】【目的】 ポンプ光または信号光の偏波面に依存しない波長変換装置の提供。【構成】 この実施例の波長変換装置を構成する波長変換素子10は、Zinc-Blend材料からなるGaAs基板12の(001)面上に、Zinc-Blend材料である非線型光学結晶からなるリッジ型の導波路層14を具えている。この導波路層14は、InGaAsPからなり、その上下をInGaPからなるクラッド層16で挟まれている。そして、偏波固定手段22によって、ポンプ光をTE偏波方向に固定してこの波長変換素子(DFG素子)に入射する。
請求項(抜粋):
半導体基板の(001)面の上側に、ジンク・ブレンド(Zinc-Blend)材料である非線型光学結晶からなる導波路層を具え、該導波路層は<110>方向または<-110>方向に沿って入射光を伝搬し、該導波路層は、擬似位相整合(QPM)条件を満たすために、下記の(1)を満足するように屈折率あるいは2次非線型定数が互いに異なる第1領域および第2領域を、当該導波路層の入射光の伝搬方向に沿って交互に周期的に具え、該導波路層に該入射光として信号光およびポンプ光を入射して差周波(DF波)または和周波(SF波)の変換光を発生させる波長変換素子と、前記信号光または前記ポンプ光の電気ベクトルの振動方向である偏波方向を、前記伝搬方向に垂直でかつ前記導波路層の延在する面に沿ったTE偏波方向に固定するための偏波方向固定手段とを具えてなることを特徴とする波長変換装置。Δk<SB>1</SB> l<SB>1</SB> =Δk<SB>2</SB> l<SB>2</SB> =(2m+1)π・・・(1)但し、Δk<SB>1</SB> およびΔk<SB>2</SB> は、それぞれ前記第1および第2領域の位相不整合量を表し、l<SB>1</SB> およびl<SB>2</SB> は、前記伝搬方向に沿った長さを表す。また、mは整数を表す。

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