特許
J-GLOBAL ID:200903080558908911

インクジェット式製版印刷版用油性インクおよびそれを用いた製版印刷版の作成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石井 陽一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-123219
公開番号(公開出願番号):特開平10-298472
出願日: 1997年04月25日
公開日(公表日): 1998年11月10日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 再分散性、保存安定性および耐刷性に優れたインクジェット式製版印刷版用油性インクおよびこれを用いた印刷版の作成方法を提供する。【解決手段】 非水溶媒中に、樹脂粒子が分散された油性インクを用いたインクジェット方式製版印刷版用油性インクにおいて、樹脂粒子が、一官能性単量体、一般式(I)で示される繰返し単位からなる重合体の主鎖の一方の末端にのみ一般式(II)で示される重合性二重結合基を結合して成る一官能性マクロモノマー、および一般式(III)で示される重合成分を主成分とし、かつ重合体主鎖の一方の末端にのみ一般式(II)で示される重合性二重結合基を結合して成るマクロモノマーと一官能性単量体を含有する分散安定用樹脂を含有する溶液を、重合反応させることにより得られる共重合樹脂粒子である。D0は、炭素数8〜22の炭化水素基等を表わす。Q1は炭素数10〜22のアルキル基等を表す。
請求項(抜粋):
平板印刷可能な親水性表面を有する耐水性支持体上に、電気抵抗109 Ωcm以上、かつ誘電率3.5以下の非水溶媒中に、少なくとも樹脂粒子が分散された油性インクを、ノズルから液滴状に射出するインクジェット方式にて画像を形成する製版印刷版用油性インクにおいて、前記分散された樹脂粒子(PL)が、前記非水溶媒に可溶であって、重合することにより不溶となる一官能性単量体(A)の少なくとも一種、下記一般式(I)で示される繰返し単位からなる重合体の主鎖の一方の末端にのみ下記一般式(II)で示される重合性二重結合基を結合して成る重量平均分子量量2×104 以下である一官能性マクロモノマー(MA)の少なくとも1種、および下記一般式(III )で示される重合成分を主成分とし、かつ重合体主鎖の一方の末端にのみ上記一般式(II)で示されるものと同一内容の重合性二重結合基を結合して成る重量平均分子量1×103 〜2×104 のマクロモノマー(MM)および非水溶媒に重合することによって不溶性となる一官能性単量体(M)を各々少なくとも1種含有する、該非水溶媒にコロイド状に分散して成る分散安定用樹脂〔P〕を少なくとも1種含有する溶液を、重合反応させることにより得られる共重合樹脂粒子(PL)であることを特徴とするインクジェット式製版印刷版用油性インク。【化1】【化2】一般式(I)中、X0 は-COO-、-OCO-、-(CH2 )r COO-、-(CH2 )r OCO-、-O-、-SO2 -、-CONHCOO-、-CONHCONH-、-COND11-、-SO2 ND11-、またはフェニレン基を表わす(ここでD11は水素原子または炭素数1〜22炭化水素基を示し、rは1〜4の整数を示す)。a1 およびa2 は、互いに同じでも異なっていてもよく、各々水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭化水素基、-COO-D12、または炭化水素基を介した-COO-D12を表わす(ここでD12は水素原子または置換されてもよい炭化水素基を示す)。D0 は、炭素数8〜22の炭化水素基、または下記一般式(I’)で示される置換基から選ばれる置換基を表わす。一般式(I’) -(A1 -B1 )m -(A2 -B2 )n -D21一般式(I’)中、D21は水素原子または炭素数1〜22の炭化水素基を表わす。B1 およびB2 は、互いに同じでも異なっていてもよく、各々-O-、-CO-、-CO2 -、-OCO-、-SO2 -、-N(D22)-、-CON(D22)-または-N(D22)CO-を表す(ここでD22は上記D21と同一の内容を示す)。A1 およびA2 は、互いに同じでも異なっていてもよく、各々置換されていてもよい。または下記化3を主鎖の結合に介在させてもよい、炭素数1〜18の炭化水素基を表す。【化3】化3中、B3 およびB4 は、互いに同じでも異なっていてもよく、上記B1 、B2 と同一の内容を示し、A4 は置換されてもよい炭素数1〜18の炭化水素基を示し、D23は上記D21と同一の内容を示す。m、nおよびpは、互いに同じでも異なっていてもよく、各々0〜4の整数を表す。ただし、m、nおよびpが同時に0になることはない。一般式(II)中、V1 は-COO-、-CONHCOO-、-CONHCONH-、-CONH-またはフェニレン基を表わす。b1 およびb2 は、互いに同じでも異なっていてもよく、式(I)中のa1 、a2 と同一の内容を表わす。【化4】一般式(III )中、X1 は、式(I)中のX0 と同一の内容を表す。d1 およびd2 は、互いに同じでも、異なっていてもよく、式(I)中のa1 、a2 と同一の内容を表す。Q1 は炭素数10〜22のアルキル基またはアルケニル基を表す。
IPC (4件):
C09D 11/00 ,  B41C 1/10 ,  B41M 5/00 ,  B41N 1/14
FI (4件):
C09D 11/00 ,  B41C 1/10 ,  B41M 5/00 E ,  B41N 1/14

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